河村勇輝を各国ベスト選手にFIBA選出

　9月10日まで沖縄などで行われたバスケットボールのワールドカップ（W杯）の出場した各国のベスト選手がFIBAに選出され、日本はPG河村勇輝（横浜ビー・コルセアーズ）が名を連ねた。FIBA公式サイトは「W杯で出場各国の最高選手は誰？」との見出しで記事を掲載。「ハートで言えば日本最高の選手はユウキ・カワムラだ」と評価した。

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　河村の評価が高まっている。2024年のパリ五輪出場を決めた日本。FIBA公式サイトは日本の最高選手について「数字（スタッツ）で見ればそれはジョシュア・ホーキンソンだろう。カリスマ性で見ればそれはユウタ・ワタナベだ」と紹介しつつ、「しかし、ハートで言えば日本最高の選手はユウキ・カワムラだ」と身長172センチの小兵をピックアップした。

　全選手のうち3位の1試合平均7.6アシストをマークし、同13.6得点で存在感を発揮したことに触れ、「それを1試合平均たった23.8分の出場でやってのけてしまった」と驚きを込めた。さらにこう称賛している。

「つまりカワムラの40分間の平均アシスト数は12.8となるのだ！　3勝の中で1試合平均19.3得点、9.3アシストを記録し、2敗した試合では同5.0得点、5.0アシストだったことを見ればカワムラの影響力が見られるだろう」

　河村は日本が最大18点差をひっくり返し、初勝利を挙げたフィンランド戦で25得点、9アシストと大活躍だった。順位決定戦に回ってからもベネズエラ戦で19得点、11アシスト。昨季のB1リーグMVPの実力を国際大会でも見せつけていた。