カージナルス戦に登板

　米大リーグ・オリオールズの藤浪晋太郎投手が13日（日本時間14日）の本拠地カージナルス戦の9回に4番手として登板。1回無安打無失点、1奪三振。打者3人で封じる完璧な投球だった。最速は99.8マイル（約160.6キロ）。デビュー時は防御率30.86だったが、これで「6.96」と遂に6点台にまで良化した。チームは0-1で敗れた。

　0-1と1点を追う9回に登板した藤浪。これが58試合目の登板だった。先頭打者のパラシオスを中飛、続くウォーカーも遊ゴロに打ち取り、最後はキズナーを外角に大きく変化するスイーパーで空振り三振に仕留めた。8球中7球がストライクの安定した投球だった。

　藤浪はこれで6試合連続無失点。9月は防御率0.00と圧巻の投球を続けている。アスレチックス時代、4月1日（日本時間2日）のエンゼルス戦でメジャー初登板したが、3回途中8失点で防御率「30.86」となるほろ苦いデビュー。そこからシーズン途中には首位オリオールズに求められてトレード移籍するまでに改善。リリーフの重要戦力として期待されている。