女子サッカーWEリーグにも始まる走りの革命 マイナビ仙台にスプリントコーチ秋本真吾氏が就任
WEリーグにも走りの革命が始まる。
これまでJ2いわきやプロ野球球団で指導してきた秋本真吾氏
WEリーグにも走りの革命が始まる。
女子プロサッカー・マイナビ仙台レディースに今シーズンから、J2に参入したいわきFCやプロ野球・西武ライオンズなどを歴任しているスプリントコーチの秋本真吾氏が就任した。
WEリーグ初年度はリーグ5位、昨季は4位。FIFA女子ワールドカップMVPの宮沢ひなた、昨年のWEリーグ優秀選手賞に選出された松窪真心が移籍し、チームの戦力向上の一つに走力向上を課題に。そこで、スプリントコーチとして活躍する秋本氏に白羽の矢が立った。
秋本氏はこれまで200人以上のサッカー選手のスプリントコーチとしてパフォーマンス向上に取り組む一方で、2022年度から当時J3だったいわきFCのスプリントコーチに就任。チームはJ3初年度にして圧倒的なフィジカルとスプリント力で1年で優勝し、J2昇格した。チームの総走行距離が大幅に向上し、最高速度は全選手がベストを更新。チームのスプリント回数向上にも大きく貢献した。
サッカーのみならず、野球界にも進出。これまでオリックス・バファローズ、阪神タイガース、西武ライオンズのスプリントコーチとしても手腕を振るっている。仙台のコーチ就任を受け、秋本氏は「男子選手以上に女子選手には走りの動作改善によってパフォーマンスに貢献できると感じています」とコメントした。
さらに、今後の展開に関して「スプリントトレーニングはもちろんですが、根本のフィジカルの強化、身体組成への意識、速く走るために必要な土台づくりも同時進行で進めていきます」と説明した。
スポーツ界で走りの改革が当たり前になってきている今、女子スポーツ界にもどのような革命を起こすのか。
今年のマイナビ仙台レディーズに注目が集まる。
(THE ANSWER編集部)