史上初「打率1割台&50発」達成なるか 異常な成績のHR打者に日本からも注目「意味不明で好き」
米大リーグ・フィリーズのカイル・シュワーバー外野手に“史上初”の記録がかかっている。打率1割台の選手が50本以上の本塁打を打つというもの。11日(日本時間12日)のブレーブスとのダブルヘッダーを終えたところで打率.201、43本塁打。本塁打を稼ぎ、打率を落とさなければ実現しないが、日本の野球ファンの間でもちょっとした話題になっている。
9月に入り絶好調…打率が急上昇でついに.201という“ピンチ”
米大リーグ・フィリーズのカイル・シュワーバー外野手に“史上初”の記録がかかっている。打率1割台の選手が50本以上の本塁打を打つというもの。11日(日本時間12日)のブレーブスとのダブルヘッダーを終えたところで打率.201、43本塁打。本塁打を稼ぎ、打率を落とさなければ実現しないが、日本の野球ファンの間でもちょっとした話題になっている。
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シュワーバーはフィリーズに移籍した昨季、46本塁打でナ・リーグの本塁打王に輝いた。ただ打率は.218で、200個を喫した三振数はメジャートップ。これだけならただの荒っぽい打者だが、四球もリーグ4位の86個選んでおり、出塁率が.323あった。
そして今季はその特性が、より顕著に数字に表れている。四球はリーグ2位の116個。出塁率は.349に達している。盗塁が1個もないのに、6月以降は1番に座り続けているのも納得だ。
これまで大リーグで、打率1割台の選手が放った最も多くの本塁打は2010年のマーク・レイノルズ(当時ダイヤモンドバックス)で、打率.198、32本塁打。1割台の選手が40発や50発を記録すれば史上初となり、日本のファンからも「成績バグってる」「意味不明で好き」と注目が集まっている。
ただシュワーバーは球宴後絶好調で、特に9月に入ってからは打率.371、6本塁打。11日(同12日)のダブルヘッダーでは計8打数3安打、全て単打で、打率がついに2割を超えた。打率が上がるほど、記録の“レア度”は下がることになる。
一時は本塁打が単打より多いというこれも珍しい数字を残していたが、現在は本塁打43本、単打が45本と拮抗している。フィリーズは現在プレーオフ進出を激しく争っている。いったいどんな数字で今季を終えることになるだろうか。
(THE ANSWER編集部)