エ軍に「今季起きたことは異常」 ネビン監督、さらなる野戦病院化に嘆き「腹を殴られるような…」
米大リーグのエンゼルスは7日(日本時間8日)、本拠地で行われたガーディアンズ戦に3-2でサヨナラ勝ちを収めた。6連敗を止め、これがようやく9月の初勝利。ただ試合開始直後までに、大谷翔平投手に加えて主力選手が2人試合を離れる状況となり、フィル・ネビン監督は「今季起こってきたことはただただ異常だ」と現状を嘆いた。
大谷欠場に加え…試合直前にモニアック、開始直後にレンヒーフォが負傷
米大リーグのエンゼルスは7日(日本時間8日)、本拠地で行われたガーディアンズ戦に3-2でサヨナラ勝ちを収めた。6連敗を止め、これがようやく9月の初勝利。ただ試合開始直後までに、大谷翔平投手に加えて主力選手が2人試合を離れる状況となり、フィル・ネビン監督は「今季起こってきたことはただただ異常だ」と現状を嘆いた。
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右脇腹を痛めている大谷翔平投手は、この日の試合も出場せず4試合連続の欠場となった。そして試合直前には「6番・中堅」で出場予定だったミッキー・モニアックが腰の張りでスタメンを外れた。
さらに「3番・右翼」でスタメンだったルイス・レンヒーフォは、初回の打席前にネクストサークルで素振りをした際に、左腕を痛めたようなそぶりを見せそのまま交代した。直近15試合の打率が.446と絶好調だった打者まで失っての戦いだった。
カリフォルニア州の地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の試合後番組で公開されたフィル・ネビン監督の会見によると、指揮官は「昨夜も言ったと思うが、私たちは腹を殴られるような悪いしらせを受けてきた。そして今度は試合が始まる前後に2人の選手を失ったんだ。こういうことが続く限り、『(もうこれ以上真新しいことはないほど)全部見てきた』とは決して言わないけど、その状態に近づいているね」と達観の域にあるようだ。
さらに「このチームは呪われていると思うか」という問いに対し「あなたが何を信じようが、今季起こってきたことはただただ異常だ。シルセスは一塁手とぶつかった。奇妙なことがいくつか起きている。今年は試練の年だが、私たちはそこから学ばなくてはならない。不運を通して成長できる。私たちは間違いなく数多くの不運を経験した」と続けた。
負傷の2人の状態について「ミッキー(モニアック)は腰に張りを感じていた。明日、様子を見てみる。ルイス(レンヒーフォ)は肘だ。通常のルーティンのウォームアップで重いバットを持っていた。それを落としたときに、肘に違和感を覚えた。あまり良くなさそうだ。明日良いニュースを聞けることを願っている」。悪夢のようなシーズンもいよいよ終盤。これ以上離脱者が出なければと、祈るような思いだろう。
(THE ANSWER編集部)