バスケW杯で退場をめぐる判定に苦言 NBAスター・ドンチッチが不満露わ「これは公平じゃない」
バスケットボールのワールドカップ(W杯)準々決勝が6日にフィリピン・マニラで行われ、スロベニアはカナダに89-100で敗れ、4強入りはならなかった。チームのエースでNBAのスター、ルカ・ドンチッチは第4クオーター(Q)にファウルアウトで退場。執拗なコンタクトを受け、怒りの矛先を審判に向けてしまった。
バスケットボールW杯準々決勝
バスケットボールのワールドカップ(W杯)準々決勝が6日にフィリピン・マニラで行われ、スロベニアはカナダに89-100で敗れ、4強入りはならなかった。チームのエースでNBAのスター、ルカ・ドンチッチは第4クオーター(Q)にファウルアウトで退場。執拗なコンタクトを受け、怒りの矛先を審判に向けてしまった。
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77-92とリードされた第4Q残り6分37秒、ショットを放ったドンチッチはマークにきたドルトに弾き飛ばされるようにコートに倒れた。しかし、ファウルの笛は吹かれなかったことで、審判にファウルをアピールしながら言葉を発した。直後に吹かれたのは、ドンチッチに対するテクニカルファウルの笛。この日2度目のテクニカルファウルとなったスロベニアのエースは退場となり、静かな怒りを見せながらロッカールームに引き揚げていった。
フィリピンメディア「ラプラー」公式X(旧ツイッター)が公開した試合後の会見動画によると、ドンチッチは「今夜のフラストレーションのレベルは一般的なNBAの試合に比べてどうか。また、ガードしてきたディロン・ブルックスについてはどう思ったか」と聞かれると「代表でプレーする時は感情が高ぶる。自分の問題でもあるが、多くの場面で冷静さを失ってしまう」とメンタルコントロールの問題を自覚していることを明かした。
その上で「でも、レフェリーは僕のチームメートの一人に、彼(ブルックス)のファウルは吹かない。彼はこちらに攻撃してくるからだ、と言っていた。それは公平じゃない。僕がたくさん不満を述べることは理解している。でもこれは公平じゃないと思う。彼らは僕に対してかなりフィジカルにプレーしてきた」と審判に対する不満を述べた。
その一方で、やはり第4Qに2つ目のテクニカルファウルで退場していたカナダのブルックスについて「彼らは素晴らしいプレーをしていた。彼(ブルックス)はいつも通り、とてもフィジカルだった」と称賛を送った。「多くの人が彼を嫌うけど、僕はリスペクトしている。彼は自分の得意としていることをとてもうまくやるからね」と続けている。
(THE ANSWER編集部)