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バスケW杯で腎臓摘出のセルビア選手、チームに送っていたエールを同僚告白「俺は大丈夫だ。勝つぞ」

バスケットボールのワールドカップ(W杯)は5日、フィリピンのマニラで準々決勝が行われ、セルビアが87-68でリトアニアに勝利した。試合後の会見では、1次ラウンドの試合での負傷により病院で手術を受けるも合併症を発症し、9月3日に片方の腎臓を摘出したボリシャ・シマニッチについて、同僚のボグダン・ボグダノビッチが言及。試合前に送られていたエールを明かした。

セルビアのボリシャ・シマニッチ【写真:ロイター】
セルビアのボリシャ・シマニッチ【写真:ロイター】

バスケW杯準々決勝

 バスケットボールのワールドカップ(W杯)は5日、フィリピンのマニラで準々決勝が行われ、セルビアが87-68でリトアニアに勝利した。試合後の会見では、1次ラウンドの試合での負傷により病院で手術を受けるも合併症を発症し、9月3日に片方の腎臓を摘出したボリシャ・シマニッチについて、同僚のボグダン・ボグダノビッチが言及。試合前に送られていたエールを明かした。

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 シマニッチは8月30日の南スーダン戦、第4クオーターにリング下で相手選手から肘打ちを受けて悶絶。米スポーツ専門局「ESPN」によると、地元病院に搬送され、手術を受けるも合併症を発症して腎臓を摘出したという。しばらく入院することが見込まれているが、チームメイトのボグダノビッチは力強いメッセージを受け取っていたようだ。

 大会公式Xが公開した試合後の会見動画内で、ボグダノビッチは「まず初めに今朝のことについて話したい。我々のチームメイトのボリシャ・シマニッチについてだ」と切り出すと、「彼が素晴らしい活力を与えてくれた。我々は昨日緊張していたんだ。僕は特に緊張していた。まだ若いけどリトアニアにはいつも負けていたからだ」と試合前の様子を説明した。

 大一番の朝、ボグダノビッチはチームでミーティングを終えた後に、シマニッチからのメッセージを受け取ったという。「彼は『俺は大丈夫だ。心配するな。今夜は勝つぞ』って言っていた。彼に起きた全てのことの後でも、我々のことを考えてくれていた。彼が我々を一つにしたんだ。アメージングな男だよ」と感謝し、「この勝利は彼へ向けてものでもある」とコート内で共に戦えなかったシマニッチへの思いを伝えていた。

(THE ANSWER編集部)



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