1打席も立たないのに年俸21億円 首位走るオリオールズの重い負担にファン呆れ「賢いビジネスマン」
藤浪晋太郎投手が所属する米大リーグのオリオールズは、強豪が揃うア・リーグ東地区で堂々の首位に立ち、2014年以来の地区優勝へまっしぐら。ところが、チーム最高年俸を稼いでいる選手はグラウンドにも、ベンチにもいない。その選手は2021年に現役引退しているクリス・デービス内野手。球団には今後も重い負担がのしかかる。
2年前に引退したクリス・デービスが今季のチーム最高年俸
藤浪晋太郎投手が所属する米大リーグのオリオールズは、強豪が揃うア・リーグ東地区で堂々の首位に立ち、2014年以来の地区優勝へまっしぐら。ところが、チーム最高年俸を稼いでいる選手はグラウンドにも、ベンチにもいない。その選手は2021年に現役引退しているクリス・デービス内野手。球団には今後も重い負担がのしかかる。
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米国のデータ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式X(旧ツイッター)は「2023年のボルチモア・オリオールズで最高年俸なのはクリス・デービスだ」「彼は今年1483万3333ドル(約21億500万円)を稼ぎ、2037年までにさらに5600万ドル(約82億2410万ドル)を受け取る」とつづって紹介している。
デービスは2008年にレンジャーズでメジャーデビューし、2011年途中に上原浩治投手との交換トレードでオリオールズへ移った。2013年には53発、138打点で2冠に輝き、2015年にも47発で2度目の本塁打王に。しかし、その後は怪我もあって急速に出場機会を減らし、2020年にはわずか16試合出場で打率.115、本塁打は1本もない。翌年は開幕から負傷者リスト入りし、プレーすることがないまま8月に現役引退を表明した。
2度目の本塁打王に輝いた直後のオフ、2016年から7年総額1億6100万ドル(約236億5800万円)の超大型契約を結んだ。さらにこの契約には引退後に年俸を受け取る「後払い」が含まれており、昨季で契約期間が満了したあとも2037年まで受け取りが続く。低迷期を象徴するかのような契約に、ファンからは、批判とも呆れともつかないコメントが集まっている。
「素晴らしい契約!」
「うんざりだ」
「もう払わなくて大丈夫だよって言うべきだ」
「クリス・デービス、良い人生だ!」
「かしこいビジネスマンだな」
「2037年まで? なんてこった」
「この男はもうプレーすらしていない。人生は不公平だ笑」
「デービスは人生で勝利した」
さまざまな契約が存在するメジャーならではの珍現象。活躍してデービスの“年俸”を抜く選手はいつ現れるだろうか。
(THE ANSWER編集部)