FIBAバスケットボールW杯2023

　バスケットボールのワールドカップ（W杯）日本・フィリピン・インドネシア共催大会は27日、グループリーグ第2戦で日本がフィンランドに98-88で勝利した。大会公式SNSは17年ぶりのW杯勝利という歴史的1勝を手繰り寄せた22歳の河村勇輝が、第4クォーター（Q）にマークを外して華麗な3ポイントシュートを決めたシーンの映像を公開。日本のファンからは「世界に勇輝がバレた」「リアルスラムダンクかよ」など興奮する声が上がっている。

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　切れ味鋭いドリブルで、勝負の第4Qに誰よりも眩い輝きを放った。79-78と日本がついにリードを奪った後の残り3分43秒。コート中央でボールを受けた河村は、3ポイントライン手前でドリブルを仕掛けると、右前方へ行くと見せかけて巧みにバックステップ。相手のマークを完璧に外すと、狙いすまして3ポイントシュートを放つ。ボールは美しい弧を描きながらゴールに吸い込まれ、会場の沖縄アリーナは熱狂に包まれた。

　勝利を大きく引き寄せることになったこの一撃の映像を、FIBAバスケW杯公式X（旧ツイッター）が「ユウキショーへようこそ!!」とつづり公開。海外ファンから「マイケル・ジョーダンのショットに似ている」など称賛の声が上がる中、日本のファンからもネット上で賛辞が相次いだ。

「河村が世界に見つかりました」
「ディフェンスを完全に置き去りにしている」「河村勇輝がFIBA公式にガッツリ取り上げられてる」
「涙なくしてみれない…」
「あの深いモーションから止まれてスリー入れるとかリアルスラムダンクかよ」
「ディフェンスを完全に後ろ向かせる河村のドライブの恐ろしさ」
「もしかして日本のスーパーガードがバレたんですか？」
「世界に勇輝がバレた」
「マジ震えた」
「ステップバック完璧すぎる」

　この試合で河村はチーム2位となる25得点をマークし、大逆転勝利の立役者に。これで1勝1敗となった日本は、29日にグループEの2位につけるオーストラリアと激突。世界ランキング3位の強豪に勝てば2次リーグ進出、負ければ17～32位決定戦に回る。