ビジョン破壊から発展したメッセージが連日話題

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、敵地メッツ戦に「2番・DH」で出場し、4打数無安打だった。前日はシティフィールドの広告ビジョンを破壊する大ファウルを放ち、以降の打席で球場のメインビジョンで「請求書を送るからね！」というメッセージが表示されて話題になった。この日はさらに“先制パンチ”のメッセージを掲載。地元のニューヨーク紙も取り上げた。

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　なんともアメリカらしいジョークだ。無死一塁で迎えた大谷の第1打席、シティフィールドのメインビジョン。顔写真や打撃成績の隣に「お願いだから他には何も壊さないでね、ショウヘイ」というメッセージが表示されていた。

　前日にライトの広告ビジョンを破壊する大ファウルを放った大谷。直後の打席で「請求書を送るからね！」とのメッセージが表示されて話題になっていたが、その流れを汲むように、この日は大谷に“お願い”を試みた。

　早速、ネット上でも話題になっていたが、米ニューヨーク地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「メッツはシティフィールドでのショウヘイ・オオタニの電球破壊を忘れさせない」との見出しで取り上げ、「メッツはオオタニに対し、超えてはいけない一線を設けた：これ以上の破壊はなしだ」とし、センスを称賛した。

「オオタニが土曜日、ファウルボールでシティ・フィールドの電光掲示板の電球を破壊した後、メッツは日曜日に電光掲示板に表示した彼のスタッツの横に『お願いだから他には何も壊さないでね、ショウヘイ』と記した」と紹介した。右肘靭帯の損傷が判明し、初めての試合となるニューヨーク3連戦だったが、明るい話題を残し、二刀流は次なる戦いの地、フィラデルフィアに向かった。