一塁走者いても大谷翔平を申告敬遠 メッツ采配をNY実況席支持「正しい。最も危険な打者だから」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地メッツ戦に「2番・DH」で先発出場。9回2死一、三塁の打席で異例の申告敬遠となった。両リーグ最多の今季17個目。メッツファンが多数詰めかけた球場からは異例の大ブーイングが起きた。メッツ地元局の実況席は「正しい選択です。最も危険な打者ですから」などと選択を支持していた。
メッツ戦で異例の大ブーイング
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)、敵地メッツ戦に「2番・DH」で先発出場。9回2死一、三塁の打席で異例の申告敬遠となった。両リーグ最多の今季17個目。メッツファンが多数詰めかけた球場からは異例の大ブーイングが起きた。メッツ地元局の実況席は「正しい選択です。最も危険な打者ですから」などと選択を支持していた。
大谷の打席をニューヨークファンも見たかった。2点リードで迎えた9回2死一、三塁。一塁ベースが埋まっている状態にも関わらず、メッツのショーウォルター監督がベンチから申告敬遠を指示。大谷は一塁へ歩いた。
メッツファンが多数集まったシティ・フィールドからは、異例ともいえる大ブーイングが発生。親指を下に向けて、不満をあらわにする米ファンもいた。続くベラスケスは初球を打って遊ゴロ。結果的に采配が的中する形になった。
メッツ地元局「スポーツネット・ニューヨーク」では、実況のゲリー・コーエン氏が「ここでメッツはオオタニを申告敬遠します」と注目。「左VS左です」と解説のロン・ダーリング氏も驚いた。
コーエン氏は「3番はドルーリーへの代走で入ったベラスケスです。ですからオオタニと勝負するよりも良い。バリー・ボンズを満塁で申告敬遠したことがあるバック(ショーウォルター)は走者一、三塁でオオタニを歩かせました」と、3番ベラスケスの打力と比較。ダーリング氏も「正しい選択です。最も危険な打者ですから」とベンチの選択を支持していた。
大谷は23日(同24日)に右肘の靭帯に損傷が見つかったと発表されており、今季の投手としての出場は絶望的となっていたが、この日は野手としてスタメン出場。相手先発の千賀から右越え二塁打を放つなど2打数1安打3四球。エンゼルスは3-1で勝利し、連敗を4で止めた。
(THE ANSWER編集部)