BMW選手権

　米男子ゴルフのプレーオフ第2戦、BMW選手権が20日（日本時間21日）までオリンピア・フィールズCCノースC（7366ヤード、パー70）で開催されたが、観客の身勝手な振る舞いが選手の怒りを買った。パットの際に「外せ！」と叫んだと米ヤフースポーツが報じている。

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「BMW選手権でマックス・ホマがパット中に3ドル賭けていたファンに邪魔される」との見出しで報じられている記事によると、19日（同20日）のラウンドでマックス・ホマ（米国）とそのキャディーが17番パー4の付近にいたファンに激怒。「パッティング中、バッグスイングの最中に、観客が『外せ！』と叫んだ。ホマの発言によると、そのファンは彼がパットを外すのに3ドル賭けていたという」と状況を記した。

　ホマと同組のクリス・カークのバーディーパットの際にも同じことが起きた模様。ホマは「多分、酔っ払いがいたのだと思う。そう思いたい。そうでなければ、その観客は史上最低のルーザー（嫌な奴）だ。その観客はクリスがパットを外しても応援したり、叫んだりしていたんだ」と語っていたという。

「外せ！」の叫びに負けずバーディーパットを沈めたホマは「僕は、真ん中から決めたんだ。そして、僕はその酔っ払いに怒鳴りつけた」と、最終18番に移動する際にそのファンを一喝したという。「君はピエロだ！とか言ってやったよ。」「ジョー（キャディー）が何と言い捨てたかわからないけど、もっとひどい言葉だったと思う。長い一日だったから仕方がないよ」と怒りを隠さなかった。

　ファンが個人間で賭けをしていたのか、ブックメーカーでの賭けをしていたのかは不明であるとされているが、ホマは「自分たちは集中しようと努力しているのに、今回のようなことが起こるのは本当に迷惑だ」「ファンはプレー中に静かにしようと努力してくれていて、素晴らしいよ。もし話しをする人がいたとしても、だいたい我々が打つのに気づいていないだけで意図的ではないんだ」と語っている。

「意図的に声を上げるのは本当に最悪だ。それにその友達が3ドルを賭けたと言っていたこと。お金が問題ではないけど、その額にはガッカリだね」と最後は冗談交じりの言葉を残している。ホマは通算11アンダーの5位で大会を終えている。