レンジャーズ戦で42号

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、敵地レンジャーズ戦に「2番・DH」で出場。初回の第1打席で打球速度109.1マイル（約175.58キロ）、飛距離437フィート（約133.2メートル）の42号ソロ弾を放った。見逃していれば高めのボールとなっていた一球を強振した特大弾で敵地実況席は「素晴らしい髪の毛を見せつけています」とヘルメットが脱げたシーンに注目していた。

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　いきなりだった。初回、右腕グレイ投手の2球目を捉えた。ストライクゾーンから高めに外れた一球を激しく叩き返した打球はセンター方向へグングン伸びると、そのままフェンスを越えた。スイングした瞬間にヘルメットが脱げる衝撃弾。大谷は“ノーヘル”でダイヤモンドを一周した。

　レンジャーズの地元で試合を中継した米テキサス州地元局「バリー・スポーツ・サウスウェスト」の実況のデイブ・レイモンド氏は「ショウヘイ・オオタニの42号です。エンゼルスが先制した。ヘルメットはどこへ行ったんだ？」と反応。脱げたヘルメットの行方に注目していた。

　これに解説のクリストファー・ニコースキー氏も「良い質問ですね」と笑いを漏らし「スイングした後に脱げていますね。素晴らしい髪の毛を見せつけています」と熱視線。「しかしこれは凄い一発です。コーリー・シーガーも同じような打球を放ちましたが、ボールの内側に留まる能力に加え、左中間へパワーで押し切りました」と規格外の一発に脱帽していた。