「日本女子サッカーが我々に与えた啓示」 グループL敗退の中国紙が“快進撃の3つの理由”分析
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で準々決勝まで勝ち進んだ日本代表(なでしこジャパン)について、中国メディアが分析記事を掲載した。11日の準々決勝でスウェーデンに1-2で敗戦。12年ぶり優勝はならなかったが、グループリーグから8強入りまで快進撃を演じ、「日本女子サッカーが我々に与えた啓示」などと報じられた。
中国紙がなでしこJの躍進を分析
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会で準々決勝まで勝ち進んだ日本代表(なでしこジャパン)について、中国メディアが分析記事を掲載した。11日の準々決勝でスウェーデンに1-2で敗戦。12年ぶり優勝はならなかったが、グループリーグから8強入りまで快進撃を演じ、「日本女子サッカーが我々に与えた啓示」などと報じられた。
アジア勢唯一の16強入りしたなでしこジャパンについて、中国紙「澎湃新聞」は「日本女子サッカーが我々に与えた啓示」と題して報道。「日本の女子サッカーはすでに復活の兆しを見せている。その眩いパフォーマンスの後ろにあるのは何か、中国サッカーが学ぶべきはどの部分なのか」と振り返っている。
記事では、レベルの高い欧州でプレーすることが「実力向上の効果的な方法である」と指摘。「この方法は早くから日本のサッカー界で重視されていた」と日本の強化体制に触れた。快進撃の理由として3つの要素に着目している。
「(強化という)目標達成のため、日本のサッカー協会は『三位一体+大衆化』の方針を打ち出した。つまり、『ナショナルチームの強化、青少年の育成、コーチの訓練+普及活動の実施による日本の家庭のサッカーに対する興味の強化』である。選手育成の面では、重要な措置として海外チームでのプレーが奨励された」
海外でプレーする人数を列挙。さらに「今回チームに入れなかった選手の中にも欧米のリーグでプレーしている選手は数多くいる」と伝えた。強化資金の内訳を紹介しつつ、「量、質ともに充実した海外進出選手を基礎に、日本女子サッカーは欧米の女子サッカーを前にしても劣ることはなくなった。今回の女子サッカーW杯の戦績がその成果を最もよく物語っていると言えよう」と飛躍を称えた。