ピッチで撮った1枚とは

　サッカーのFIFA女子ワールドカップ（W杯）オーストラリア・ニュージーランド大会に出場した日本代表（なでしこジャパン）は11日、準々決勝でスウェーデンに1-2で敗れ、12年ぶり優勝はならなかった。日本サッカー協会は涙を流しながら撮影した集合写真を公開。日本人ファンから「努力を沢山したから泣けると思います！」「見る度に涙が出てきます」と反響が集まった。

　悔しくても、歯を食いしばってカメラを見つめた。

　敗戦直後のピッチ上。なでしこジャパンは涙に暮れた。2列で肩を組んで撮った“最後”の集合写真。一番左の清水梨紗から中央の主将・熊谷紗希、藤野あおばなどみんな泣き顔だった。

　目を腫らしながらも懸命に笑顔をつくる選手もいる。

　日本サッカー協会公式インスタグラムは、泣き顔で撮った集合写真の画像を公開。熊谷が円陣で声をかけるシーンもある。感動した日本人ファンにはもらい泣きする人もいたようで、労いや励ましの言葉が相次いだ。

「泣くというのは努力を沢山したから、泣けると思います！」
「この集合写真を見る度に涙が出てきます」
「顔上げて胸張って帰ってきてください」
「感動をありがとう！」
「皆さんの戦っている姿に勇気をいただきました」
「次は嬉し涙に変えてくれ」

　優勝には届かなかったが、確かな実力で快進撃を見せたなでしこジャパン。来年にはパリ五輪を控える。