MLB専門局の番組で議論

　米大リーグで今オフのFA戦線で最大の目玉となっているエンゼルス・大谷翔平投手。しかし、二刀流という比類なき存在と、その話題性が突き抜けるあまり、MLB専門局「MLBネットワーク」は大谷を除外してFA戦線の議論を行った。

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　同局公式YouTubeチャンネルが公開した「MLBセントラル」の番組内で今オフのFA戦線について議論がされた。しかし、司会者のローレン・シェハディ氏は画面にFAになる選手のリストが表示されると、「リストがあります。決断してください。ショウヘイ・オオタニ以外で最も切望される選手は誰でしょうか」と切り出した。

　エースと主砲を一度で獲得することになる比類なき存在は、通常の選手と別次元の議論になるため、度外視された様子。出演した今年のWBC米国代表監督マーク・デローザ氏は「私はアーロン・ノラだ。彼はポストシーズンのどんなローテーションでも投げられる」と挙げた。

　ロッキーズなどでGMを務めたダン・オダウド氏は「コディ・ベリンジャーかな。守備の万能さと走塁が好きだ。パワーが戻るか分からないが以前よりも良い打者だ」、司会者のロベルト・フローレス氏も「私はブレイク・スネルだ。彼は今素晴らしい投球をしている」と名前を挙げた。

　FAは来季の戦力補強において各球団の重要なファクター。大谷の話題ばかりが先行しているが、FA戦線の全体にも注目は集まる。