8勝目も雨であわや…

　米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は7日（日本時間8日）、本拠地カブス戦に先発登板。6回85球を投げて7安打2失点、6奪三振でチームの11-2の勝利に貢献。8勝目を挙げた。7回には雨が振り始め、千賀はマウンド上でのウォーミングアップ中に足を滑らせあわや転倒。米地元局が動画を公開すると、米ファンからは「こんな状況になるまで何をしていたんだ？」「わずかな希望の星があやうく怪我するところだった！」と怒りの声が上がっている。

　7-2でメッツがリードする7回開始時に雨が降る中、千賀はマウンド上で投球練習。審判団とバック・ショーウォルター監督らが見守る中で投げ込んだが、左足を滑らせて転倒しかけた。肝を冷やすシーンに試合を中継したニューヨーク州地元局「スポーツネット・ニューヨーク」の実況のゲイリー・コーエン氏も「ゲームを止めないと！」と主張。解説のキース・ヘルナンデス氏も「なぜ試合を続けるのか理解できない」と首をかしげていた。

　直後に千賀は交代。試合は降雨により中断した。同局公式ツイッターが実際の動画を公開。米ファンからは「こんな状況になるまで何をしていたんだ？」「センガが怪我したらメッツのツイッターで炎上してしまうよ」「わずかな希望の星があやうく怪我するところだった！」「彼が無事であることを願うよ」「監督が今シーズン下したベストな決断だ」と監督や審判団の判断に疑問の目が向けられていた。