なでしこの相手決めた“科学の目” スウェーデン勝利判定画像に反響「残酷だ」「確認できない」
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、FIFAランキング3位のスウェーデンが同1位の米国に0-0で突入したPK戦を5-4で制し8強入りを決めた。すでに準々決勝進出を決めている女子日本代表(なでしこジャパン)の相手が決まった一戦は“ミクロ単位”の判定が勝敗を分けた。米専門局が公開した画像に、海外ファンからは「残酷だ」「線を越えているのがわからない」といった反響が寄せられている。
女子W杯決勝トーナメント1回戦
サッカーのFIFA女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会は6日、決勝トーナメント1回戦が行われ、FIFAランキング3位のスウェーデンが同1位の米国に0-0で突入したPK戦を5-4で制し8強入りを決めた。すでに準々決勝進出を決めている女子日本代表(なでしこジャパン)の相手が決まった一戦は“ミクロ単位”の判定が勝敗を分けた。米専門局が公開した画像に、海外ファンからは「残酷だ」「線を越えているのがわからない」といった反響が寄せられている。
もはや肉眼では判別不可能だった。5人ずつが蹴り合ったPK戦でも決着がつかず、サドンデスに突入。米国は7人目が外し、スウェーデン7人目のDFリナ・フルティグが蹴ったボールは米国GKアリッサ・ネイハーが弾き出して試合続行かと思われたが、ゴールラインテクノロジーの判定の末、ゴールが認められて、スウェーデンの勝利が決まった。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のサッカー専門インスタグラム「FOXサッカー」はゴールラインテクノロジーの判定写真を公開。「アリッサ・ネイハーもう少しで弾き出すところだった」と一文が添えられた画像は、ボールがかすかにゴールラインの白線を越えている様子を示している。海外ファンからはさまざまなコメントが集まっている。
「残酷だ。彼女は素晴らしかったのに」
「デジタル画像ではボールが完全に線を越えているのがわからないが」
「これ以上ないほど最悪な終わり方。ネイハーに心が痛む」
「試合の負け方としては最悪だ」
「画像ではボール全部がゴールポストを通過しているのが確認できない。CGを信じることを強いられている」
「フェイクVARだ。テレビで放送するまでなぜ時間がかかったんだ?ゴールラインにライブカメラはないのか?」
「ネイハーはゲームを終わらせないために文字通り全力を尽くしてくれた。尊敬に値する」
米国のW杯3連覇の夢は“科学の目”によって消滅。一方、勝ったスウェーデンは3位だった前回フランス大会に続く8強入りとなった。