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なでしこは「選手が変わってもDNAは変わらない」 屈辱敗退の中国選手が語った日本の快進撃

日本の成功の礎として「WEリーグ」の発足も強調

 その上で、日本の選手構成について解説。「今の日本女子サッカーチームでは、2人が女子セリエA、4人が女子プレミアリーグ、2人がアメリカの女子サッカーリーグ、1人がスウェーデンの女子サッカーリーグでプレーしている」と海外組の存在を示し「日本はこれと同時に、国内リーグの構築も怠ってはいない」とし、こう続けた。

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「日本の女子サッカーは2011年、W杯チャンピオンとなり、歴史を打ち立てた。ところがその後成績は下降した。女子サッカーによりよい環境を創出しようと、日本女子サッカーは日本国内でも女子サッカーリーグのプロ化を推進し、2021年、日本女子サッカーの『WEリーグ』が正式にスタートした。この日本初のプロ女子サッカーリーグの初代チェアを務めたのが元選手の岡島喜久子だ。その目指すもの。それは、多くの日本選手にプロの試合の舞台を提供し、日本の女子サッカーを再びトップに押し上げることだった」

 同メディアはなでしこジャパンの快進撃は「WEリーグ」の発足も関係していると強調。「それからたった2年で、このリーグのプラスの作用がすでに現れている。W杯予選リーグで日本チームがあげた11得点のうち10得点は『WEリーグ』の選手によるものだ」と指摘する。「一方において、選手が海外のハイレベルのリーグに出て自らを鍛え、一方において国内リーグの構築をしっかりと進め、より多くの女の子にサッカー選手の夢を抱かせる。日本女子サッカーの目覚ましい活躍は、国内に築かれた基礎と海外への進出の2つの試みにより導かれた結果であろう」と続け、海外組と国内組の融合を指摘している。

 くしくも、中国代表の中心選手の一人、FW王霜は敗退決定後に「隣の日本がどんなふうにサッカーをやっているか見てみてほしい。どうして彼女たちは一群の選手がいなくなってもまた別の一群が出てくるのか。選手が変わってもそのDNAは終始変わらない。そのうえ、そのDNAはますますよくなっている」と日本の選手層の厚さを指摘していた。米女子サッカーリーグ(NWSL)のルイビルでプレーしている王霜の言葉に日本との差が開いているという中国女子サッカー界の懸念が凝縮されているようだ。

(THE ANSWER編集部)


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