タイガースとのWヘッダー第1戦で完封、第2戦はDHで衝撃弾

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手が27日（日本時間28日）、敵地でのタイガースとのダブルヘッダーに出場。第1戦は「2番・投手」で、9回1安打無失点と好投。メジャー初完投＆初完封で今季9勝目をマークした。さらに第2戦には「2番・DH」で出場。完封から80分後の第2打席で、今度は37号2ランを放った。米記者も驚きを隠せない。「これこそ史上最高」「地球上で最高の選手だ」などと興奮の声を上げていた。

　2試合に渡る、衝撃の二刀流劇場だ。ダブルヘッダー第2戦、3点リードの2回2死一塁で迎えた第2打席だった。相手右腕マニングが投じた低めの速球を逆方向へはじき返し、37号2ランに。飛距離383フィート（約116.7メートル）、打球速度107.6マイル（約173.2キロ）の強烈な一発だった。

　この打席の約80分前、大谷はダブルヘッダー第1戦でメジャー初完投＆初完封。今季9勝目をマーク。111球＆8奪三振の力投をしたばかり。ツイッター上の米記者たちも驚きを隠せなかった。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリストのベン・バーランダー氏は「HAHAHAHA　もちろんショウヘイ・オオタニは1安打の完投をした後すぐに本塁打を放つよな！　これこそ史上最高の野球選手だ」と記した。

　米カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス番のサラ・バレンズエラ記者も「ショウヘイ・オオタニは神話だ。彼は1時間前に完封＆完投したばかり。たった今メジャートップの37号をダブルヘッダー2戦目で放った。エンゼルスが2回に5-0リード」と速報。MLB公式のブレント・マグワイア記者も「ダブルヘッダー初戦のオオタニ：自身初の完封。ダブルヘッダー2戦目のオオタニ：MLBトップの37号。地球上で最高の選手だ」と絶賛していた。