メジャーで139年ぶりの激レア三重殺が誕生 1884年以来の“8-3-5”に米驚愕「アンビリバボー!」
米大リーグで25日(日本時間26日)、実に139年ぶりとなる珍しい“8-3-5”のトリプルプレーが生まれた。当事者となったレッドソックスの吉田正尚外野手も呆然。米実況席が「アンビリバボー!」と絶叫した珍事が動画で公開されると、ファンは「なんてプレーだ!」「非常に稀」「何が起こっているんだ??」と驚愕した。
1884年以来の「中堅―一塁―三塁」の三重殺
米大リーグで25日(日本時間26日)、実に139年ぶりとなる珍しい“8-3-5”のトリプルプレーが生まれた。当事者となったレッドソックスの吉田正尚外野手も呆然。米実況席が「アンビリバボー!」と絶叫した珍事が動画で公開されると、ファンは「なんてプレーだ!」「非常に稀」「何が起こっているんだ??」と驚愕した。
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球場がざわめいた。ボストンで行われたレッドソックス―ブレーブス戦。レッドソックスは2-1でリードした3回、先頭の4番・吉田が遊撃内野安打で出塁すると、続くデュバルも四球を選び、無死一、二塁のチャンスを作った。6番・カサスが放った打球は中堅への浅い飛球に。これを中堅手のハリス2世が好捕したところから激レアな三重殺が始まった。
二塁付近まで飛び出していた一塁走者のデュバルが戻り切れず、2アウト。さらに一塁への送球間を突いて二塁走者・吉田も三塁を狙ったが、素早く一塁から三塁へ転送されてタッチアウトに。吉田は呆然とした表情を浮かべた。試合を中継したブレーブスの放送局「バリー・スポーツ・サウス&バリー・スポーツ・サウスウェスト」の実況も思わず「アンビリバボー!」と絶叫した。
MLB公式サイトは「ブレーブスが2023年最初のトリプルプレーを決めた――1884年以降なかった形で!」と題する記事を掲載。アメリカ野球学会(SABR)のデータベースによると、「中堅―一塁―三塁」と転送された“8-3-5”のトリプルプレーは、1884年6月にボストン・ビーンイーターズ(ブレーブスの前身)がプロビデンス・グレイズを相手に達成して以降、一度も記録されたことがないという。
同放送局のブレーブス専門ツイッターアカウントが動画を公開すると、米ファンからは「なんてプレーだ!」「非常に稀」「何が起こっているんだ??」などと驚愕する声が寄せられた。吉田は走塁では珍事の当事者となったものの、4打数3安打2打点で7-1の勝利に貢献した。
(THE ANSWER編集部)