“壊れツイート”で話題の秋田朝日放送「あああ　ｄふぁ」「あ」

　第100回全国高校野球選手権記念大会は20日、準決勝第1試合で金足農（秋田）が日大三（西東京）を2-1で破り、決勝進出。全員が県内出身者の農業高校が甲子園2度優勝の名門を撃破した。今大会、「あ」71連発など“壊れツイート”で話題を呼んでいる地元・秋田の秋田朝日放送の公式アカウントは「あああ　ｄふぁ」「あ」と“絶句”している。

　甲子園に吹き荒れる“金足農旋風”は最高潮に達した。強豪・日大三を2-1で撃破。プロ注目のエース・吉田輝星（3年）が5戦連続完投を演じた。そして、試合後にはすぐさま、話題のあのアカウントも反応した。

「AAB秋田朝日放送」は「あああ ｄふぁ」と第一声。続けて「#甲子園#金足農業」といつもつけているハッシュタグのみでツイートすると「あ」と1文字でポツリ。投稿はしばらく途絶え、「おめでとう」という祝福とともに「大丈夫ですか」「息吸って吐いてください」と身を案じる声が上がった。その後は「決勝・・・？」とつぶやき、現実かどうか定かではないようだった。

　試合中も初回に幸先良く先制した際は「よしよし！先制点…！！」とまだ落ち着いていたが、5回に追加点を入れると「2てんめーーーー1！1」と興奮気味。さらに「まだあわあわあわ慌てるような時間あわあわ」と言いながら完全に慌てっぷりを隠しきれていなかった。9回に1死を取った場面では「ほ…」とつぶやき、「息をしてください」とフォロワーから励まされた。

　今大会、8回に逆転した3回戦・横浜戦（17日）では勝利の瞬間に「アアアアア…」と「ア」だけで28文字のツイートを発信。「落ち着け」「壊れたのか」など“中の人”を心配する声も寄せられるなど、大きな話題を呼んだが、準々決勝では逆転サヨナラの瞬間に、今度は「ああああああ…」と「あ」だけを71連発。「秋田朝日放送も半端ない」など、再び脚光を浴びていた。

　担当者の一人は、準決勝を前に「もちろん何かしらのツイートはすると思います。急に黙ってしまうわけにはいかないですよね。見られているというのを、気にし過ぎず、いつも通りやってくれれば、人を不快にさせないようなものであれば良いと思っています」などと語っていたが、グラウンドの金足農ナインの躍動に最後は言葉を失ってしまったようだ。