負傷離脱中のジャッジ

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、本拠地ヤンキース戦に「2番・DH」で出場。4四球を含む1打数無安打でチームは7-3で3連勝を飾った。試合前には昨季62本塁打を放ちア・リーグMVPを受賞したヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が大谷に言及。「これからの試合が楽しみだよ」とエールを送ると、米ファンから「この男はとても謙虚だ」と称賛されている。

　ジャッジは試合前に記者陣の取材に対応。カリフォルニア州地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のエンゼルス番サラ・バレンズエラ記者が自身のツイッターで公開した動画内で、今季すでに35本塁打を放っている大谷について聞かれると、「信じられないよ。見るのは楽しいよね。彼がこれまでに成し遂げてきたことに興奮するし、これからどんなことをしてくれるのか楽しみだよ」と回答した。

　昨季62本塁打でリーグ新記録を打ち立てたジャッジ。大谷に記録を破られる可能性については「記録は超えるためにあるんだ。記録はただの記録。これからの試合が楽しみだよ。もしかしたら60本以上打つかもしれないしね」とエール。現在は負傷離脱中だが、「もし彼が今記録を超えても、もう一度そこにたどり着く機会があるし何か特別なことができるかもしれないけど、今はそこは重要視していない。とにかくベストをつくしている」と復帰に集中していた。

　ジャッジのコメントを聞いた米ファンからは「彼は広い心をもっている!」「この男はとても謙虚だ」「アーロン・ジャッジは一流だ。これが本当のMLB選手のあるべき姿だ」「間違いなくアーロンは1年以上記録を残しておきたいと思っているだろうね。素晴らしい答えだけどね」「ショウヘイがジャッジのア・リーグ記録を破るかどうかは関係ない。ショウヘイがやっていることはもっと印象的で、伝説的で、象徴的なものだ」と賛辞が送られていた。