藤浪晋太郎の「テーマは唯一、制球」 電撃トレードで完全試合男がエール「安定すればスペシャル」
米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手が19日(日本時間20日)、東地区首位のオリオールズにトレード移籍することが決まった。両球団から発表された。かつて完全試合を達成したアスレチックスOBは「THE ANSWER」のインタビューに応じ、新天地での活躍にエールを送った。
両球団が発表
米大リーグ・アスレチックスの藤浪晋太郎投手が19日(日本時間20日)、東地区首位のオリオールズにトレード移籍することが決まった。両球団から発表された。かつて完全試合を達成したアスレチックスOBは「THE ANSWER」のインタビューに応じ、新天地での活躍にエールを送った。
藤浪は昨オフにポスティングシステムを使用してアスレチックスに移籍し、今季34試合登板で5勝8敗、防御率8.57の成績を残している。開幕から先発として起用されたが、制球難もあって中継ぎに配置転換。以降は安定感を取り戻し、7月の成績は7試合登板で2勝1敗。防御率2.25と好投が続いていた。
好調の藤浪を称えたのはふさふさと蓄えたヒゲがトレードマークのダラス・ブレイデン元投手。2010年5月9日にMLB史上19人目の完全試合を達成したアスレチックスOB投手。現在、地元テレビ局「NBCスポーツ・ベイエリア」で解説者を勤めている。
ブレイデン氏は今回の電撃トレードでチームを離れる藤浪に対し「彼は先発、中継ぎでもチームのとても大事な資産になると思う。彼はメジャーで打者を圧倒しているんだから。今後は6回まで投げ切る術を見出せるか、それともこのままショートイニングで完封を続けていくか。テーマは唯一、制球。コマンドさえ安定すれば、フジはいつだってスペシャルなんだ」と先発、中継ぎいずれでも活躍を期待できると語った。
オリオールズはア・リーグ東地区58勝37敗で首位。2位レイズとはゲーム差なしと激しい地区優勝争いを演じている。
(THE ANSWER編集部)