本拠地ヤンキース戦に「2番DH」で出場

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日（日本時間18日）、本拠地ヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。2点を追う7回の第4打席で3戦連発となる35号同点2ランを放った。打った瞬間の“確信歩き”とともに見せた激しいバットフリップ、さらにベースランニング中に吠えた渾身のガッツポーズに、米メディアから「現実離れだ」「価格を1億ドル上げた」など震撼した声が上がっている。

　感情をむき出しにした。2点を追う7回2死一塁の第4打席だ。右腕キングが投じた外寄り96.9マイル（約155.95キロ）の速球を中堅左へ。フェンスに達した中堅手がジャンプするも、打球は壁の向こう側で跳ねた。打った直後からスタンドインを確信していた大谷は、一塁を回ったところでガッツポーズ。大歓声の中、ベンチで兜をかぶって同僚と喜び合った。

　これにツイッター上の米メディア、記者も反応。米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」は「今夜は眠れなさそうだ」とつづり、MLB公式のブレント・マグワイア記者は「ショウヘイ・オオタニは信じられない（笑）」と笑いが漏れるほどだった。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「このバットフリップ！」といつにないポーズから決めたバットフリップに注目。米スポーツ専門局「FOXスポーツ」も「このスイング。このバットフリップ。このセレブレーション。ショウヘイは現実離れだ」と驚きを持って伝えた。

　米カリフォルニア州地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」のレポーター、エリカ・ウェストンさんも「彼のバットフリップも象徴的だった」と記し、米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」は「バットフリップがショウヘイの価格をさらに1億ドル（約138億円）上げた」と“千両役者”ぶりをつづっている。