MLBオールスター

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は11日（日本時間12日）、シアトルで行われたオールスター戦にア・リーグの「2番・DH」で出場し、1打数無安打だった。打席中に客席から「COME TO SEATTLE！」と大チャントが鳴り響くなど大盛り上がり。出場後の会見ではシアトルに好印象を持っていることを語ると、米ファンは「神様お願い！」「この男を連れてきて」と興奮を隠せずにいる。

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　大谷はフリーエージェントが今オフに迫り、移籍説が浮上するところ。そんな中、米スポーツメディア「ザ・スポーティング・トリビューン」公式YouTubeチャンネルが、この日の球宴出場後に対応した大谷の会見動画を公開。シアトルについて問われてこう返答した。

「熱もあっていつも来た時に素晴らしいファンだなと思っていますし、ここ2年くらいオフはシアトルに来たりしていたので、街もキレイですし、素晴らしいところだなといつも思う」

　好印象を持っているようだが、特筆したものとは言い難いコメント。しかし、シアトルに本拠地を置くマリナーズのファンの心は熱を帯びた。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」公式ツイッターは、大谷が満面の笑みを浮かべた画像付きで「ショウヘイはシアトルの街が本当に好きなようだ」と投稿。コメント欄は興奮気味のファンで溢れかえった。

「神様お願い。神様お願いします！」
「シアトルに来てください」
「未来のマリナーズ選手だ」
「マリナーズの色似合ってるぞ」
「この男を早くシアトルに連れてくるんだ」

　何気ない発言が“思わせぶり”になった様子。一方で、「彼は誰に対しても、どこに対しても良いことを言う。これには何も意味はない」「君たちは、彼が勝ちたいということを忘れたのか」「これはマリナーズのファンにとっては幻想さ。オーナーがケチすぎる」「翔平は礼儀正しくしているだけだよ」と冷静な人も多くいた。多くの球団から求められるモテモテの大谷だけに、思わぬ影響があったようだ。