テニス16歳女子に罰金112万円と海外報道 “ラケット投げ”敗戦で本人主張「議論の余地がある」
テニスの4大大会・ウィンブルドン選手権女子シングルスで4回戦敗退となった世界ランク102位の16歳ミラ・アンドレーワに対し、8000ドル(約112万円)の罰金が科されたと海外メディアが報じた。マッチポイントでラケットをコートに叩きつけたと判定され、ペナルティポイントによって敗戦。本人は足を滑らせた際の不可抗力と主張したが、米メディアも「物議を醸す判定」と報じるなど賛否を呼んでいた。
ウィンブルドン4回戦で物議
テニスの4大大会・ウィンブルドン選手権女子シングルスで4回戦敗退となった世界ランク102位の16歳ミラ・アンドレーワに対し、8000ドル(約112万円)の罰金が科されたと海外メディアが報じた。マッチポイントでラケットをコートに叩きつけたと判定され、ペナルティポイントによって敗戦。本人は足を滑らせた際の不可抗力と主張したが、米メディアも「物議を醸す判定」と報じるなど賛否を呼んでいた。
世界ランク18位マディソン・キーズ(米国)戦。第1セットを6-3で制したアンドレーワだったが、第2セットを6-7で落とすとラケットを叩きつけ、非スポーツマン行為で警告を受けた。物議を呼んだのは第3セット第8ゲーム。右へのボールを返そうとしたが、足を滑らせて体勢を崩す。最後はラケットが手から離れ、コートに叩きつけられるような形になった。
主審のルイズ・アゼマール・エンゼル氏はラケットを叩きつけたと判断し、アンドレーワにペナルティを与えた。アンドレーワは「それは間違った決断です。ラケットを投げたんじゃなくて、落ちたんです。滑って転んでしまった」と抗議したが、相手にペナルティポイントが入り、1-2(6-3、6-7、2-6)で敗れた。4大大会初の8強入りはならず。主審と握手を交わすことなく、コートを去った。
欧州衛星放送「ユーロスポーツ」は「ミラ・アンドレーワは4回戦敗退後、スポーツ選手らしくない行動によって8000ドルの罰金を科される」と題して報道。アンドレーワは「1つ目の警告はわかります。少しイライラしていたのでラケットを投げてしまいました。それについては不満はありません」と一部は非を認めたという。
一方で「(2つ目の警告は)私からすれば、議論の余地があるポイントだと思います。正直に言って、私にはラケットを投げる意図は全くありませんでした。滑ったんです。前のめりに倒れてしまうと思ったんです」と主張している。
(THE ANSWER編集部)