球宴まで残りわずか、前半戦の名珍場面を振り返る

　米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手の球宴まで残りわずか。ここまで31本塁打、打率.296、打点68、投げては7勝、防御率3.32、132奪三振など異次元の数字を残している。驚異的な前半戦を送った大谷にまつわる名珍場面を「2023年前半戦の二刀流」として、編集部がピックアップ。ハリウッド女優の生観戦や少年への神対応が話題になった。

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〇4月25日（日本時間26日）、本拠地アスレチックス戦「ハリウッド女優の生観戦」

　アスレチックスに5-3と勝利した25日。試合を中継するカリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の公式ツイッターは、4回に撮影された1本の動画を公開した。エンゼルスのユニホームを着て観戦し、カメラに向かって笑顔で手を振る女性。実は29歳のハリウッド女優で、映画「NOPE/ノープ」や「ハスラーズ」に出演したキキ・パーマーだった。

　球団公式インスタグラムも観戦を楽しむ家族の3ショットを公開。米ファンから「素晴らしい写真だ」「彼女が大好き」「エンゼルスのファンなのか！」「美しい家族ね」「ジャケットがカッコいい」「可愛すぎる！」と驚きの声が上がった。この日、大谷は4打数無安打2三振と快音は聞かれなかったが、5回には1イニングで二盗、三盗に成功。ハリウッド女優も見守る中で脚力を見せていた。

〇5月31日（日本時間6月1日）、敵地ホワイトソックス戦「ド緊張で直立した男の子に神対応」

　スーパースター・大谷のファンへの優しさは敵味方も関係ない。試合前、1人の男の子とベンチの脇で2ショット撮影。ホワイトソックスのシャツを着た少年は直立し、明らかに緊張した様子だ。そんな男の子の肩に大谷は後ろから手をやり、顔を寄せるようにしてフレームに納まった。少年も笑みを浮かべ、父親とみられる男性が構えたスマホに視線を向けた。

　直前にはエンゼルスのシャツを着て、ボールとペンを持って待っていたベンチ脇の男の子にサインをプレゼントしており、子供たちに心優しい振る舞いを見せていた。試合に入ると、2打席連続の14、15号を叩き込んだ大谷。その放物線を2人の少年も特別な気持ちで見上げていたに違いない。

〇4月28日（同29日）、敵地ブルワーズ戦「初見参の球場で目撃された私服姿」

　初めてのミルウォーキーでの試合。球場入りした大谷は、白いシャツにジーンズ、スニーカーのシンプルな装い。ヘッドホンを首からかけた爽やかな姿で、右手には黒のケースを持っている。MLB公式のカルチャー専門ツイッター「MLB Life」が画像を公開。「ショウヘイ・オオタニが今夜のブルワーズ戦を前にミルウォーキー入りした」と文面に記した。

　米ファンから「こんなにかっこよくなれるのを想像してみて」などと反響が集まったほか、日本ファンからは「一体何頭身？」「顔ちいちゃい」「スタイル抜群！」「スタイリッシュすぎんか？」「細く見えるから不思議」とスタイルの良さに注目するコメントが書き込まれた。試合は1-2で敗戦。前日登板して4勝目を挙げた大谷も休まず「3番・DH」でスタメン出場し、4打数1安打だった。