大谷翔平に四球で異例の光景 パドレス本拠地なのにブーイング発生、米実況「彼らも見たかった」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地パドレス戦に「3番・DH」で先発出場。5回に四球で出塁したが、ペトコパークのファンからブーイングが起きる異例の光景が見られた。米実況席も「彼らもショウヘイがスイングするところを見たかった」と注目していた。
敵地パドレス戦
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、敵地パドレス戦に「3番・DH」で先発出場。5回に四球で出塁したが、ペトコパークのファンからブーイングが起きる異例の光景が見られた。米実況席も「彼らもショウヘイがスイングするところを見たかった」と注目していた。
この日、6月のア・リーグ月間MVPに選出された大谷。打席に入るだけで敵地のファンから大歓声が送られるなど、そのスター性が鮮明となっていた。相手の先発は2018年にサイ・ヤング賞を獲得している左腕スネル。初回の第1打席に続き、5回にこの日2つ目の四球で出塁すると、パドレスファンが多く詰めかけた球場は異例のブーイングに包まれた。
米ロサンゼルスの地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況ウェイン・ランダッゾ氏は「これは際どくもない。四球だ。スネルがショウヘイを2回歩かせました。全部で3つ目の四球」と伝えた後、「ペトコパークのファンの中にはブーイングしている人達もいるようです。彼らもショウヘイがスイングするところを見たかった」と思わぬシーンに言及していた。
解説のエンゼルスOBマーク・グビザ氏も続いて「彼らは3-0から青信号(スイングOKの指示)が出ることを期待していました」と伝えていた。先発投手ながら両リーグ最多の31本塁打を放っている大谷。メジャーでも屈指のスター選手となったが、敵地でもその人気の高さを証明する出来事だった。
(THE ANSWER編集部)