1日の本拠地札幌戦で日本ラストマッチ

　サッカー・J1リーグの神戸を退団する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ。本拠地ノエビアスタジアム神戸で行われるラストマッチ、7月1日の札幌戦を前にインスタグラムを更新し、家族総出で日本愛あふれる和装での記念写真を公開した。感激した日本人ファンからは「こんなにも日本を愛してくれてありがとう」「写真見てこんなに涙が出るなんて」といった反響が寄せられている。

　凛々しく着こなした。紋付き袴に袖を通し、着付けてもらったイニエスタ。妻のアンナ・オルティスさんとの“和装ウェディング”ショットも撮影し、2月に生まれた第5子も含め、家族7人での記念写真にも納まった。家族横並びになっての振り返りショットや、イニエスタが筆を持って習字を行うシーンも。半紙には「イニエスタ」とカタカナで書かれているのも見える。

　イニエスタは自身のインスタグラムに9枚の写真を公開。スペイン語と日本語で「家族と一緒に素晴らしい経験でした。神秘的な場所で日本の伝統と文化を学べる事、とても豊かな時間でした」と記した。場所は生田神社だったようで、コメント欄には生田神社会館衣装室公式から「ウェディングサロンいのうえのお衣裳、お着付させて頂き大変嬉しく思っております　また日本に来てください。心よりお待ちしております」といった言葉も寄せられている。日本人ファンからも感動のコメントが集まっている。

「美しすぎる家族　日本の文化を愛してくれてありがとう。写真見てこんなに涙が出るなんて」
「すっごい素敵」
「この先もいい旅を」
「イニエスタ家の幸せを願ってます」
「日本の伝統をいつも大切に思ってくれてありがとうございます」
「日本を愛してくれてありがとう」
「日出ずる国での素晴らしい体験」

　39歳のイニエスタは、スペインの名門バルセロナで16シーズンプレーし、2018年に神戸へ完全移籍で加入。卓越した技術とカリスマ性で神戸だけでなく日本ファンを熱狂させ、クラブ初タイトルとなった19年度の天皇杯優勝などに貢献した。今年5月25日、出番減少などを理由に退団を発表。6季目に突入していた日本でのプレーに別れを告げる。