ホワイトソックス戦で7勝目＆2本塁打

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、本拠地ホワイトソックス戦に「2番・投手」で先発出場。27号、28号と2本塁打を含む3打数3安打2打点と爆発。投げても7回途中4安打1失点、10奪三振の好投で7勝目を挙げた。試合後、エンゼルスのフィル・ネビン監督は「最も印象的」と注目したシーンに言及。「あれは凄かった」と手放しで称えた。

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　初回に右翼席へ豪快に27号ソロをかっ飛ばし、7回途中1失点とマウンドでも躍動した大谷。爪が割れたために緊急降板となったが、直後の打席で今度は左中間へ28号ソロを放った。この一発で月間13本目。自身が2021年にマークしていた球団記録に並ぶ数字だ。

　米カリフォルニア州地元局「バリー・スポーツ・ウェスト」公式ツイッターは、試合後のネビン監督の談話を動画で公開。大谷の爪については「中指の爪が割れたみたいだ」「以前にも経験したことあるもので、実は数イニング前に割れてはいたようだ。その時は大丈夫だったが、それが深くなったので交代させた」と事情を説明した。

　ただ、打撃に関しては「（爪は）全く影響しなかった」ともネビン監督は説明。「もし登板していなければ右前打は二塁打になっていただろう。体力を温存しなければいけないからね。通常であればあの打球なら走って二塁打になっている」と5回の右前打について振り返った後、「最も印象的だったのは低めの変化球をこの球場で最も深い逆方向へ運んだ一発だ。あれは凄かった」と、102球を投げて降板となった後、逆方向へ404フィート（約123メートル）飛ばした28号に驚いていた。