[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

前田健太、「NO」連呼で交代拒否した復活1勝 両監督&米メディアも称賛「星のように輝く登板」

米大リーグ・ツインズの前田健太投手は23日(日本時間24日)、敵地で行われたタイガース戦で2か月ぶりに先発登板し、5回3安打無失点、毎回の8奪三振、2四球の好投で今季初勝利を挙げた。2021年8月14日(同15日)のレイズ戦以来、678日ぶりの白星。地元紙も「支配的だった」「ツインズを勝利に導いた」とベテランの復活を称え、自軍と敵軍の両指揮官からも称賛の声が上がった。

タイガース戦で678日ぶりの白星を挙げたツインズの前田健太【写真:Getty Images】
タイガース戦で678日ぶりの白星を挙げたツインズの前田健太【写真:Getty Images】

2021年8月15日以来となる復活の白星

 米大リーグ・ツインズの前田健太投手は23日(日本時間24日)、敵地で行われたタイガース戦で2か月ぶりに先発登板し、5回3安打無失点、毎回の8奪三振、2四球の好投で今季初勝利を挙げた。2021年8月14日(同15日)のレイズ戦以来、678日ぶりの白星。地元紙も「支配的だった」「ツインズを勝利に導いた」とベテランの復活を称え、自軍と敵軍の両指揮官からも称賛の声が上がった。

【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)

 最後の打者を空振り三振に抑えた直後、前田は吠えた。3-0で迎えた5回。2死から一、二塁のピンチを招いたところで、ティングラー監督代行がマウンドに向かった。前田はここで「NO」を連呼し、続投を志願。すでにブルペンから出てきていた救援投手をUターンさせた。迎えたマッキンストリーをスプリットで空振り三振に斬って取り、ピンチを脱出。見事勝利投手の権利を勝ち取った。

 その後は4人の救援投手がリードを守り切り、4-1で快勝。前田にとって678日ぶりの白星となった。ミネソタ州地元紙「パイオニア・プレス」は「ケンタ・マエダが支配的だった」と題する記事を掲載。試合途中で退場となったバルデリ監督の「ケンタはこれから私たちのチームにとって非常に重要なメンバーになると思う」という発言を紹介した。

 ミネソタ州地元紙「スタートリビューン」も「ケンタ・マエダがツインズを勝利に導く」と題して速報。「ケンタ・マエダが金曜日の夜、ツインズのためにマウンドに帰還し、星のように輝く登板を見せた」と称えた。

 敵将のAJ・ヒンチ監督も前田の投球にお手上げのようだった。米ミシガン州地元局「バリー・スポーツ・デトロイト」の試合後番組内で紹介された試合後の談話では「彼はベテランで、このレベルでプレーする準備ができている選手。緩急をつけられて球種もある」と投球術を称賛した。

「彼の決め球以外に対して、我々はうまく対応できなかった。ストレートをそれほど多くは投げなかったので、スプリットとスライダーに対して、規律正しくいなければいかなかった」と変化球の見極めができなかったことを悔いた。

 前田は2021年の9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、22年シーズンは全休。今年4月4日に公式戦登板し、開幕4連敗だった。4月26日(同27日)のヤンキース戦の4回に右上腕三頭筋の張りで降板し、翌27日(同28日)から負傷者リスト(IL)入りしていたが、うれしい復活勝利となった。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集