大谷翔平の今季MVP論争に早くも終止符 「打者だけで獲れる」とMLB取材歴40年の米記者が断言
今季は「打者としてだけでもMVPを獲得できる」
同記者は今季のMVP争いについて「打者として彼がしていることだけに基づいても、オオタニはMVPを獲得できるだろう」との見解を示した。根拠として、「彼は歴史的なスタートを切っている。チームの71試合が終わった時点で打率.300、22本塁打、10盗塁、3三塁打を記録したわずか2人目の打者だ」と記し、2018年のマイク・トラウト外野手に次ぐ史上2人目の記録を紹介し、こう続けた。
「このエリートなパワーとスピードを組み合わせた打者が、史上最もヒットを打つのが難しい9人の投手の1人だということを考えてみてくれ」
首位レンジャーズとの12日(日本時間13日)からの大事な敵地4連戦では、20打席中14打席で出塁し、打率.583、4本塁打、長打率1.667と圧倒的な打棒を披露。投手としても球界最高級の打線を相手に6回2失点で今季6勝目を挙げた。「来月には29歳になるが、前例のない二刀流の職務にすり減るどころか、オオタニは今まで以上に良くなっている」と特筆した。
「オオタニは全盛期のマイク・トラウトとジャスティン・バーランダーを組み合わせたシーズンを送っている」と3度のMVP受賞者と3度のサイ・ヤング賞受賞者を並べて称賛。「これを当たり前のことと思ってはいけない。オオタニよりもアメージングな選手はいない」と締めている。
(THE ANSWER編集部)