惜敗ローズ、初Vガルシアを称賛「もし負けるならセルヒオだと思っていた」
米男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは9日(日本時間10日)、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで最終ラウンドが行われ、首位タイでスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が「68」でスコアを4つ伸ばし、通算10アンダーで並んだジャスティン・ローズ(イギリス)とのプレーオフを制し、初優勝。通算74戦目にして果たしたメジャー初制覇を、プレーオフで惜敗したローズも称賛している。米メディアが伝えた。
一時2打差リードも粘りに脱帽「素晴らしい巻き返しなければ勝つのは僕だった」
米男子ゴルフのメジャー初戦、マスターズは9日(日本時間10日)、米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナルGCで最終ラウンドが行われ、首位タイでスタートしたセルヒオ・ガルシア(スペイン)が「68」でスコアを4つ伸ばし、通算10アンダーで並んだジャスティン・ローズ(イギリス)とのプレーオフを制し、初優勝。通算74戦目にして果たしたメジャー初制覇を、プレーオフで惜敗したローズも称賛している。米メディアが伝えた。
ローズがプレーオフの末に初のグリーンジャケットを逃した。一時は2打差をリードしながら、15番パー5で追いつかれた。それでも、16番パー3に連続バーディを奪い、1打差リードした矢先、優勝目前の17番パー4でボギー。再び追いつかれ、プレーオフに持ち込まれると、1ホール目で敗れた。
米全国紙「USAトゥデー」によると、ローズは「もし負けるとしたら、セルヒオだと思っていた」と勝者を素直に称えたという。
さらに、ESPNの記事では「自分のパフォーファンスに関して、アラ探しをすることはできない。夢のような気分だった。落ちいていたし、冷静だった」と満足するプレーだったことを明かした上で「セルヒオの素晴らしい巻き返しがなければ、勝つのは僕だった。でも、いつもそんな簡単に行くわけじゃない」と驚異の追い上げを見せたライバルに脱帽していた。
13年の全米オープン以来となるメジャータイトルこそ逃したが、マスターズの歴史に残る名勝負を演じたローズ。73ホールにわたるプレーは決して恥じることのない、堂々たる内容だった。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images