「失格させるために…恥ずべきよ」 加藤未唯失格問題、抗議した相手ペアを女傑ナブラチロワが糾弾
4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯、アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が相手コートに送ったボールが、ボールガールに直撃。故意ではなく、緩い打球だったことから裁定への疑問の声が噴出しているが、テニス界の女傑ナブラチロワ氏は「バカバカしいルールの解釈だ」「抗議した相手選手たちは恥ずべきよ」などと一刀両断した。
ナブラチロワ氏「バカバカしいルールの解釈だ」
4日に行われたテニスの全仏オープン女子ダブルス3回戦で、加藤未唯、アーディラ・スーチャディ組が第2セット途中で失格となった。加藤が相手コートに送ったボールが、ボールガールに直撃。故意ではなく、緩い打球だったことから裁定への疑問の声が噴出しているが、テニス界の女傑ナブラチロワ氏は「バカバカしいルールの解釈だ」「抗議した相手選手たちは恥ずべきよ」などと一刀両断した。
サラ・ソリベストルモ、マリエ・ブズコバ組との第2セット途中、プレーが途切れたタイミングで加藤が相手コートに返したボールが、ボールガールに当たってしまった。ボールガールは涙。加藤は歩み寄って謝罪し、一度は警告と判断されたが、対戦相手がさらに抗議。最終的に裁定が変わり、失格となった。直後からこの裁定を巡って批判が殺到し、メディアや選手たちから加藤を擁護する声が上がった。
そんな中、反応したのが4大大会でシングルス18勝、ダブルス31勝、混合ダブルス10勝を誇った歴史的女傑ナブラチロワ氏。自身のツイッターで「馬鹿馬鹿しいルールの解釈で、失格させるために審判に抗議した相手選手たちは恥ずべきよ」と一刀両断し、抗議したソリベストルモ、ブズコバ組を糾弾。「ルールは変更が必要だと思う。ビデオでのリプレー検証も可能だったはずでしょ」と訴えた。
2020年全米オープンでノバク・ジョコビッチ(セルビア)が誤って線審にボールを当てた騒動の時と反応が異なると指摘したファンに対し、ナブラチロワ氏は「同じことじゃないし、それはあなたもわかっているはず。全く別物だから比較対象にならない。ナイストライだけど、こんな質問が来るのは想定内よ」と諫めていた。
(THE ANSWER編集部)