オーギュストロダンが第244回G1英ダービーを制覇

　競馬の第244回G1英ダービー（芝2410メートル）は3日、エプソム競馬場で行われ、ディープインパクト産駒の最終世代になるオーギュストロダン（牡3、愛国・オブライエン厩舎）が2分33秒88で優勝。日本馬の産駒が競馬発祥の本家ダービー制覇という歴史的快挙を果たした。ネット上で5着に敗れた他馬のジョッキーカメラ映像が話題に。凄まじい末脚でオーギュストロダンが他馬を抜き去る様子が如実に分かり、驚きの声が続々と上がった。

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　ディープインパクト譲りの末脚がジョッキー目線で伝わってくる。オーギュストロダンは道中、14頭立ての9、10番手あたりを追走。3、4コーナーからエンジンがかかり、直線に入ると父を彷彿とさせる豪脚を爆発させた。1頭また1頭と抜き、最後は他馬を突き放してキングオブスティールとの一騎打ちとなったが、名手ライアン・ムーア騎手のゲキに応え、ラスト50メートルほどで前に出ると、半馬身差し切って先頭でゴール板を駆け抜けた。

　オーギュストロダンは日本の名馬ディープインパクト産駒の最終世代。英クラシック1冠目の前走G1・2000ギニーは道悪などに泣き、12着と大敗していたが、良馬場で本領を発揮して、日本の競馬界にとっての歴史的快挙を達成した。ネット上で話題になっているのが、英国最大手の競馬法人「ジョッキークラブ」公式ツイッターが投稿した騎手視点映像。5着だったザフォクシーズの鞍上が装着したカメラで撮影されたものが紹介されている。

　直線でオーギュストロダンのすぐ後ろにつけていたが、みるみるうちに突き放され、他馬をのみ込んでいく様子が迫力十分に映っている。日本のファンからは「ジョッキーカメラから伝わってくるオーギュストロダンのエグい加速」「どんどん離れていくな」「パパ譲りの飛んだって末脚」「勝馬の伸びがよくわかる位置のジョッキーカメラ」「これはいい映像」「オーギュストロダンの爆速の伸びがよく分かります」などの声が上がっていた。