走者を騙してゲッツー完成 打球に触れなかった遊撃手に米称賛「とてつもないプレーだ!」
米大学野球で、ボールを処理せずに併殺を生んだ遊撃手が称賛を浴びている。5月28日(日本時間29日)、全米大学体育協会(NCAA)1部のカンファレンスUSAに所属するシャーロット大(ノースカロライナ州)とダラス・バプティスト大(テキサス州)の対戦。走者を上手く騙したプレーに米ファンからは「魔法使いだ!」「ボールを持っていなくても影響を与えられる」とコメントが集まった。
米大学野球で生まれたプレーとは
米大学野球で、ボールを処理せずに併殺を生んだ遊撃手が称賛を浴びている。5月28日(日本時間29日)、全米大学体育協会(NCAA)1部のカンファレンスUSAに所属するシャーロット大(ノースカロライナ州)とダラス・バプティスト大(テキサス州)の対戦。走者を上手く騙したプレーに米ファンからは「魔法使いだ!」「ボールを持っていなくても影響を与えられる」とコメントが集まった。
ショートが騙した。シャーロット大が5-2とリードして迎えた7回の守備。1死一、二塁のピンチを迎え、相手がエンドランをかけてきた。打球はセンターへの飛球。ここで遊撃手ジャック・ドラガムが、ゴロを捕球するような動きを見せた。二塁走者はランナーコーチの指示で帰塁したが、打球を見ていなかった一塁走者は遊ゴロかと思ったのか二塁ベースでストップ。気づいた頃には遅かった。
帰塁してきた二塁走者の指示でようやく一塁へ戻り始めたが、センターから返球されて悠々アウト。併殺でチェンジとなった。走者は落胆。MLBなども報じる米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターでは、打球に触れることなく併殺を“誘発”したドラガムに注目して「遊撃手の素晴らしいフェイクによるアウト」と動画とともに投稿した。
このプレーは米野球トレーニング施設「スカンザーノ・コンバット・ベースボール」が「頭脳プレーについて話そう。このプレーでのシャーロット大の遊撃手ジャック・ドラガムを見てくれ。これは流れを変えるプレーとなり、49ersはカンファレンスUSAチャンピオンシップを制覇した」とツイートするなど話題に。米ファンからも様々な声が書き込まれた。
「なんて素晴らしいプレーだ!」
「ジャックは魔法使いだ!」
「教えてもらったのか、彼自身で考えたのか気になる。とてもクールだ」
「アメージングな遊撃手だ」
「試合内での認識力…素晴らしい!」
「ボールを持っていなくても試合に影響を与えることはできる! とてつもないプレーだ」
ピンチを凌いだシャーロット大はそのまま5-2で勝利。このカンファレンスで優勝を決めている。
(THE ANSWER編集部)