[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

サヨナラ見逃し三振が米高校野球で話題 ルールを知らず悲劇「二塁手は走って声をかけてる」

米高校野球でルールを知っているか否かで明暗が分かれた。1点を追う最終回2死一、二塁で打者が見逃し三振。試合終了と思いきや、振り逃げが成立した。知らなかった守備側は勝利に大喜びする一方、攻撃側は一挙に2人が生還し、逆転サヨナラ勝ちした。米メディアが27日の試合動画を公開。米ファンから「酷い負け方だ」「二塁手は走って声をかけてる」と指摘が相次いだ。

米高校野球で起きたサヨナラ見逃し三振が話題(画像は「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターのスクリーンショットより)
米高校野球で起きたサヨナラ見逃し三振が話題(画像は「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターのスクリーンショットより)

米野球界で「天国→地獄」のサヨナラ負け

 米高校野球でルールを知っているか否かで明暗が分かれた。1点を追う最終回2死一、二塁で打者が見逃し三振。試合終了と思いきや、振り逃げが成立した。知らなかった守備側は勝利に大喜びする一方、攻撃側は一挙に2人が生還し、逆転サヨナラ勝ちした。米メディアが27日の試合動画を公開。米ファンから「酷い負け方だ」「二塁手は走って声をかけてる」と指摘が相次いだ。

 守備側は天国から地獄を味わった。5-4の最終7回2死一、二塁。あと一人の場面で投手は見逃し三振を奪ったつもりが、捕手がわずかに後逸した。打者は走り出したものの、捕手はタッチをしていないようだ。球審はセーフのジェスチャー。しかし、バッテリーは抱き合って大喜びし、ベンチから飛び出したナインと歓喜の輪をつくった。

 ところが、だ。攻撃側の走者たちは猛然と走り続ける。一挙2人が生還し、逆転サヨナラ勝ちした。途中で気づいた野手は大慌てで指摘したが、時すでに遅し。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」は、公式ツイッターに一連の動画を公開した。文面に「チャンピオンシップは、相手チームが勝ったと喜んでいる間に振り逃げで2者が生還しゲームセット。残酷だ」と記して投稿した。

 米ファンからは「何とも酷い負け方。子どもたちもかわいそう」「捕手は状況に関わらず、一塁に送球する習慣をつけないと」「何かおかしいと気づいているのは1人だけ」「二塁手は走って声をかけているのに。ひどい」「二塁手は最初から知っていたよね。気の毒だ」と指摘が相次ぎ、話題を集めている。

 日本でいう「振り逃げ」は、「第3ストライク」の投球を捕手が正規に捕球しなかった時に発生するため、スイングの有無は関係ない。米ニューヨーク州メディア「フィンガーレイク1.com」などの海外メディアによると、高校生の上から4番目に相当するカテゴリーの地区大会決勝だったという。

(THE ANSWER編集部)

1 2
W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集