大谷翔平は6回2失点で6勝目ならず

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、本拠地マーリンズ戦に「3番・投手」で先発したが、8-5で敗れた。4-4の延長10回にチームは守備のミスを連発。失策で勝ち越しを許した後、併殺打から捕手がベースを踏み忘れた。一時はチェンジになったが、判定が覆る展開から土壇場で4失点。動画が公開されると、米ファンから「オオタニをこの悪運の強いチームから解放しろ」と嘆きが止まらなかった。

　延長10回にまさかのプレーが相次いだ。1死一、二塁から左翼のミッキー・モニアクが落球。明らかに追いついていたが、勝ち越しを許した。なおも1死満塁から投前のゴロを投手が本塁へ送球。マット・タイス捕手が一塁に転送し、併殺打で最少失点で切り抜けた。かと思いきや、両軍がベンチに戻った後に判定が覆る珍事。タイスがベースを踏み忘れており、試合が再開された。

　直後に適時打を許し、最悪の展開。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターが守乱の動画を公開した。

　目を疑うミスの連発。米ファンからは「オオタニをトレードしろ。この悪運の強いチームから解放しろ」「オオタニのクォリティースタートを、エンゼルスがまたしても台無しにしただけ」「これは痛い」「恥ずかしい。だから毎年笑い者になるんだよ」「エンゼルスがエンゼルスをやっただけをやっただけ」「ショウヘイが先発の時はこうなるんだよ」と憤慨した様子の声が相次いだ。

　6勝目を目指した大谷は6回6安打2失点で10奪三振、打っては4打数無安打1盗塁だった。自身もチャンスで一打を出せず、悔やまれる敗戦となった。