[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト

千賀滉大のお化けフォークは「メジャートップ」 166球投げていまだ「0」の数字をMLB記者が紹介

米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に先発。6回3安打1失点で勝敗は付かなかったものの、MLBで自己最多の12奪三振という快投を見せた。チームは延長の末に8-7で逆転勝利。代名詞の“お化けフォーク”はこの日も健在で、MLB公式はその威力を証明するメジャートップの数字を紹介した。

レイズ戦、6回のピンチを切り抜けガッツポーズするメッツの千賀滉大【写真:Getty Images】
レイズ戦、6回のピンチを切り抜けガッツポーズするメッツの千賀滉大【写真:Getty Images】

今季勝率メジャートップのレイズ相手に6回3安打1失点12奪三振

 米大リーグ・メッツの千賀滉大投手は17日(日本時間18日)、本拠地レイズ戦に先発。6回3安打1失点で勝敗は付かなかったものの、MLBで自己最多の12奪三振という快投を見せた。チームは延長の末に8-7で逆転勝利。代名詞の“お化けフォーク”はこの日も健在で、MLB公式はその威力を証明するメジャートップの数字を紹介した。

 この日も空振りを量産した。6回で104球を投じた千賀。MLB公式の「Baseball Savant」によると、44球と全体の42%を占めたフォーシームに次いで多かったのが、24球投じたカットボールとフォークだった。特にフォークは24球中10球で打者がスイングしたが、当たったのはわずか3球。空振り率(Whiff%)は7割を記録した。

 仮に当てることができても、ヒットにするのは至難の業。空振りにならなかった3球のうち、2球はファウル。インプレーになった唯一の打球も、打球速度66.5マイル(約107キロ)のふらふらと上がった一邪飛だった。

 千賀のフォークが威力を発揮したのはこの日だけではない。MLB公式のサラ・ラングス記者は千賀のお化けフォークが今季いかに「ハードヒット」を許していないかを自身のツイッターに記した。「ハードヒット」とは、打球速度95マイル(約152.9キロ)を超える打球のこと。同記者いわく、千賀は今季166球フォークを投じているが、ハードヒットは1本も許していないという。

 この数字は、1つの球種が被ハードヒット0本のまま投げられた回数としては、今季ここまでメジャー最多。2位はルイス・ガルシア(アストロズ)のスライダーで113球となっており、大差をつけた1位であることが分かる。

 メジャー移籍後まだ“強打”されていないフォークを武器に、今季メジャートップの勝率、打率、得点数を記録している強力レイズ打線を封じた千賀。5勝目はならなかったものの、チームの勝利に貢献した。

(THE ANSWER編集部)


W-ANS ACADEMY

W-ANS ACADEMY
ポカリスエット ゼリー|ポカリスエット公式サイト|大塚製薬
DAZN
ABEMA Jleague
スマートコーチは、専門コーチとネットでつながり、動画の送りあいで上達を目指す新しい形のオンラインレッスンプラットフォーム
THE ANSWER的「国際女性ウィーク」
N-FADP
#青春のアザーカット
One Rugby関連記事へ
THE ANSWER 取材記者・WEBアシスタント募集