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大谷翔平を「追い出した男として…」 エ軍オーナーの思惑を他球団推測、今夏の放出は「ない」

米大リーグで今季終了後にフリーエージェント(FA)となるエンゼルス・大谷翔平投手は早くも去就が米メディアで取り沙汰されている。対価を獲得するためにエンゼルスが今夏のトレード期限までに大谷を放出する可能性はあるのか。米スポーツ専門局「ESPN」はある球団幹部の談話として「完全に崩壊しない限り、可能性はない」と紹介。その背景にはオーナーの思惑があると主張している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

他球団幹部「完全に崩壊しない限り、トレードの可能性ない」

 米大リーグで今季終了後にフリーエージェント(FA)となるエンゼルス・大谷翔平投手は早くも去就が米メディアで取り沙汰されている。対価を獲得するためにエンゼルスが今夏のトレード期限までに大谷を放出する可能性はあるのか。米スポーツ専門局「ESPN」はある球団幹部の談話として「完全に崩壊しない限り、可能性はない」と紹介。その背景にはオーナーの思惑があると主張している。

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 現地報道によると、今季は8月1日(日本時間2日)に設定されているトレード期限。この日を過ぎると、メジャー契約の選手をトレードすることはできなくなる。同局は「2023年のMLBトレード期限を形作るであろうXファクター」と題する記事を掲載。その中で「ショウヘイ・オオタニは市場に出るか?」をトレード戦線の一つの要素として挙げた。

 同記事は「オオタニがFA市場に出た場合、彼がエンゼルスと再契約すると信じている人を見つけるのは難しい」とし、FAになれば残留の可能性は低いとの見方を紹介。トレードの場合は多くの対価を獲得することが可能だが、FAで他球団と契約した場合は、エンゼルスはほとんど得るものがない。そのため、今季のトレード期限におけるエンゼルスの決断に多くの注目が集まっている。

 ある球団幹部は「彼らはトレードしないだろう」とエンゼルスが大谷を放出する可能性を否定。別の幹部も「彼らがトレードするとすれば、一番良い時期は昨夏だった。しかし、彼らが完全に崩壊しない限り、可能性はない」との見方を示した。

 あるライバル球団の関係者はアート・モレノオーナーの意向が反映されていると推察。「この世代のベーブ・ルースを自身の球団から追い出した男として記憶されたくない」というのだ。

 同記事は「もし彼が(FAで)アナハイムを去るとしても、それはオオタニが去る選択をしたのであり、モレノが街から出ていくように案内したからではない」と言及。FAで他球団と契約した場合は少なくとも“大谷を追い出した男”の異名は回避できるとした。

(THE ANSWER編集部)


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