クリス・オーキーが昇格して大谷と初バッテリー

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は9日（日本時間10日）、本拠地アストロズ戦に「3番・投手兼DH」で先発する。試合前、チャド・ウォラック捕手の故障者リスト（IL）入りが発表され、変わってクリス・オーキー捕手が昇格。大谷と初めてバッテリーを組むことになった。米レポーターは、本人の胸中とともに緊急昇格の様子を伝えている。

　エンゼルスは今季、マックス・スタッシ捕手が故障で出遅れ、有望株のローガン・オホッピーを開幕から起用。大谷とバッテリーを組み、打撃でも活躍していたが左肩を負傷して離脱した。その後、大谷の相棒はウォラックが務めたが、この日7日間のIL入り。“代役の代役”となったオーキーが急きょ昇格し、スタメン出場することになった。

　カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」のリポーター、パトリック・オニール氏はツイッターで「オーキーがじっくり噛みしめる。ウォラックがIL入りし、クリスは今夜エンゼルスデビューを果たし、ショウヘイ・オオタニの捕手を務める。オーキーはここにいられてどれだけ興奮しているか私に話してくれた。守備のうまい捕手で、17番の球を受けたことはないが、彼は待ちきれない！」と本人の胸中を言葉に記した。

　また続く投稿でオニール氏は「オーキーは背番号39をつけることになると『思う』と私に話した。その後、バット置きをチェックし、39をつけることを確認した（笑）。野球はとてもクールだ」と、本人も背番号が直前まで分からなかったという緊急昇格ぶりもレポートしていた。