伊藤美誠の「涙」の敗戦に中国メディアも反応「伊藤は休んでいるわけにはいかなかった」
今月行われた卓球のパリ五輪日本代表選考会・全農カップ平塚大会で、伊藤美誠(スターツ)が2回戦で長﨑美柚(木下グループ)にゲームカウント2-4で敗れた。2024年のパリ五輪日本代表選考ポイントで7位(155.5ポイント)に後退。中国メディアは伊藤が「なぜ休めなかったのか」に注目している。
全農カップで2回戦敗退
今月行われた卓球のパリ五輪日本代表選考会・全農カップ平塚大会で、伊藤美誠(スターツ)が2回戦で長﨑美柚(木下グループ)にゲームカウント2-4で敗れた。2024年のパリ五輪日本代表選考ポイントで7位(155.5ポイント)に後退。中国メディアは伊藤が「なぜ休めなかったのか」に注目している。
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中国メディア「澎湃新聞」は記事で「涙。伊藤美誠にとってそれがここ一年近く一番身近な言葉になっている」と記した。全農カップがパリ五輪出場に向けて重要な大会であったことを説明。「これらの度重なる敗北は必ずしも日本における『伊藤美誠時代』の終わりを意味するわけではないが、少なくとも、その涙は我々に孤立無援の無力感と困惑を感じさせる」ともつづられている。
同メディアは、伊藤の体調不良がパフォーマンスに影響していると考察。「スポーツ選手はケガや故障で影響が出た場合は早めに治すことが一番の対処法だ。しかし、伊藤は1月の全日本選手権から5月の全農カップまで歯を食いしばって出場を続けてきた」「その理由は簡単だ。伊藤は休んでいるわけにはいかなかったのだ」と指摘した。
さらに「なぜ休めなかったのか。伊藤は何よりも、五輪選手選考の基準のために試合を続けざるを得なかったのだ」とその背景も伝えた。日本協会はパリ五輪で独自の選考方式を採用しており、出場に向けては国内選考会、Tリーグなどでポイントを稼ぐことが重要となっている。
(THE ANSWER編集部)