大学野球での思わぬ行為が話題に

　大リーグが盛り上がっている米国で、大学野球の思わぬ退場劇が話題になった。本塁打を放った打者が、ホームイン後に宣告される実際の映像を米メディアが公開。ツイッター上では「審判は正しい」「これは何も問題ない」などと様々な意見が飛び交っている。

　思わぬ形で退場となったのは、ガステイバス・アドルファス大のD.サインズ外野手だった。2点を追う3回、高めの球を豪快に左翼席へ運ぶと、一塁へ走り出す直前に手に持ったバットをベンチの方へぶん投げた。興奮するあまりの行動だったようだが、バットは宙高く舞い、危険だった。ホームイン後、球審はサインズに退場を宣告。抗議したコーチも退場となり、怒りの仕草を見せていた。

　7日（日本時間8日）のセント・オラフ大との試合での出来事。映像を公開した米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」公式ツイッターは「モンスター級のバットフリップをした打者が退場となり、抗議したコーチも退場に」と文面に記した。米ファンからは様々なコメントが書き込まれた。

「みんな手加減してやれ。彼は本塁打を打った。彼は興奮している。これは全く何も問題ない」
「審判は酷い。子供達に楽しませてやれよ」
「良いバットフリップは好きだが、これはやりすぎ。コーチも怒りすぎだ」
「これはアマチュアの試合かプロの試合か？　アマチュアなら、バットを投げた時点で自動的に退場だと思う。プロなら審判の判断だろう」
「これはバットフリップといえるのか？　ダグアウト近くまで投げられている。審判は正しい」
「相手側のダグアウトに向かって投げたのでなければ、問題ないと思う」
「セレブレーションすることや楽しむことには大賛成だが、これはバットフリップとはいえない、高校や大学では、退場は正しいと思う」
「これはバットフリップではない。危険なバット投げだ」
「ちょっとやりすぎだな」

　米ミネソタ州で行われたダブルヘッダー第2戦に10-8で勝利したガステイバス・アドルファス大だったが、後味の悪さが残った。