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大谷翔平に「飽きてしまいたくない」 友人の驚愕で米記者が気づいた「常軌を逸する」二刀流の躍動

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季も投打で躍動を見せている。投手とDHを兼任する“投打同時出場”は健在だが、米記者はある友人との会話の中でその異常さを改めて実感したという。「新しい視点を与えてくれた」という友人の反応を踏まえ、「ショウヘイがやっていることに飽きてしまいたくない」と熱弁している。

エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

大谷に詳しくない友人の反応が「新しい視点を与えてくれた」

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季も投打で躍動を見せている。投手とDHを兼任する“投打同時出場”は健在だが、米記者はある友人との会話の中でその異常さを改めて実感したという。「新しい視点を与えてくれた」という友人の反応を踏まえ、「ショウヘイがやっていることに飽きてしまいたくない」と熱弁している。

 メジャー4年目の2021年4月に渡米後初の投打同時出場を果たした大谷。その後“リアル二刀流”はいつの間にか当然のことのようになり、登板前後に設けられていた休養日もいつしかなくなった。先発投手が降板後もDHとして打席に残れる、いわゆる「大谷ルール」も2022年から導入。二刀流の活躍は野球界の常識や制度すらも変えてしまった。

 この異常さを改めて実感したのが、米スポーツベッティングサイト「ドラフトキングス」などで活動するジャレッド・カラビス記者だ。同氏は自身が司会を務めるポッドキャスト番組「ベースボール・イズ・デッド」の中で、大谷に詳しくないある友人との会話を紹介した。

 その友人は、大谷が「2番・投手兼DH」で先発出場した4月17日(日本時間18日)の敵地レッドソックス戦を観戦予定だった。試合の前日、友人はカラビス記者に連絡し、「ショウヘイが投げるところを見られるのはクールだけど、私は彼がホームランを打つところが見たいんだ」と複雑な心境であることを打ち明けた。

 その言葉を聞いたカラビス記者は「彼は登板日にも打つんだよ」と返答。すると友人は顔色を一変させ、「なんだって? どうやって? どうやったらそんなことができるんだ? 週に数回DHで打って、その間に登板に備え、エネルギーを蓄えておくのだと思っていた」と驚愕したという。

「彼の脳が爆発するところをリアルタイムで見た」と友人のリアクションを振り返った同記者は「ショウヘイがやっていることに飽きてしまいたくない」と改めて大谷の活躍を当然視しない重要性を強調。「その出来事が新しい視点を与えてくれた。彼が両方をやっているのは本当に常軌を逸したことだ」と、今では当たり前になってしまった投打同時出場の異常さを再認識していた。

(THE ANSWER編集部)


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