大谷翔平は3打数2安打もチームは2試合連続2桁失点

　米大リーグ・エンゼルスは7日（日本時間8日）に行われた本拠地レンジャーズ戦で8-16と大敗した。「3番・DH」で出場した大谷翔平投手は3打数2安打1打点をマークしたものの、チームは3失策も絡んで2試合連続の2桁失点を喫した。フィル・ネビン監督も「酷い守備をしていた」と落胆。米番記者はミスが連鎖した4回の守備を「非常にまずいプレー」と酷評した。

　ミスにミスが重なった。5-7と2点ビハインドの4回1死二、三塁。5番ヤンが放った強い打球は三塁手レンドンの目の前に転がった。三塁走者が本塁に突っ込む中、レンドンはボールを弾くもなんとか本塁に送球。際どいタイミングだったが今度は捕手のサイスが捕球できず、ボールは転々と一塁側ベンチ前に転がった。サイスは追いかける途中で審判と衝突。ボールを手にしたときには2人目の走者も生還していた。

　レンドンとサイス両方にエラーが記録されたこのプレーの動画を米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が自身のツイッターに投稿。文面に「エンゼルスの非常にまずいプレー。2失点に繋がった」と添え、酷評した。

　カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」公式ツイッターはネビン監督の試合後会見の動画を投稿。「私たちは酷い守備をしていた。3つのエラーだけではない」と落胆した様子で振り返った。4点を失った3回については「連係であったり、走者を理解していなかったり。ワイルドピッチ、パスボール。何もかも。間違ったことを数多くした」と嘆いた。

　レンドンとサイスの失策が続いた4回も4失点。合わせて8点を失った3、4回を「私たちはいくつかミスを犯した」と苦々しく語ったネビン監督。「今後話し合いをして対処していく」と守備の改善を図っていくことを誓った。