チェコ野球協会が日本からの贈り物に日本語で感謝

　3月に日本で野球のワールド・ベースボール・クラシック（WBC）を戦ったチェコ代表。爽やかな戦いぶりで感動を与え、多くのファンを生み出した。チェコ野球協会の下には日本から手紙やラバーブレスレットなどの贈り物が届いているといい、同協会SNSは日本語で感謝のメッセージを投稿。WBCが終わっても続く交流に「とても感動的」「ええ話やなぁ！」「一流には一流が分かる」などと国内外のファンの間で反響が広がっている。

　日本からの贈り物を手にマーティン・ムジク内野手が満面の笑みを浮かべた。チェコ野球協会がツイッターとインスタグラムに公開した写真には、日本から届いた手紙やラバーブレスレット、お菓子の袋などが映っている。チェコ語で書かれた手紙には、日本語で「また、いつか日本に来て下さい　貴方達に会える日を楽しみにしています」とも記されている。

　手作りのラバーブレスレットに添えられた手紙には「私たちは3月11日の試合を記念してラバーバンドを作りました。54個送ります。監督、コーチ、選手、スタッフに分けてください」と英語でしたためられている。同協会はツイッターの文面に英語だけでなく、日本語でも感謝の言葉をつづった。

「日本人は世界で最も優れた野球ファンです。東京で開催されたプレミア・ワールド・ベースボール・クラシックでは、彼らから多大なサポートを感じただけでなく、そのことに心から感謝しています。また、大会終了後にはたくさんのプレゼントや手紙をいただき、最近ではかなり感動的です。和菓子の袋、作られたラバーブレスレット、お礼の手紙、そしてチェコの野球を助けたいという永遠の想い」

　インスタグラムにも日本語で「ありがとうございました」とつづった同協会の投稿に日本のファンは感激。「とても感動的」「ええ話やなぁ！」「とても素敵です！　今ではエクストラリーガを毎週観て応援してます！」「こちらこそありがとうございます」「永遠の友情」といったコメントが寄せられた。

　海外のファンも「一流には一流が分かる」「チェコと日本の兄弟のような親密さはWBCで最高だったことの1つ」「とっても素敵」などと反応。WBCから2か月近く経っても続く2か国の友好関係に感動の輪が広がっている。