ヌートバーが大谷翔平と再会

　米大リーグ・カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手は2日（日本時間3日）、本拠地エンゼルス戦に「9番・右翼」で先発し、2打数無安打1四球、チームは1－5で敗れた。試合前には、ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で日本代表としてともに戦った大谷翔平投手と再会し、笑顔で談笑した。報道陣から大谷について尋ねられると、その人気ぶりを米国の伝説的アスリートと比較。「彼の対処の仕方は驚くべきだよ」と振り返った。

　東京で大谷の影響力を目の当たりにした。4月に米ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演した際には「日本代表やショウヘイについて目にすることなく3フィート（約91.44センチ）歩くことはできないし、ショウヘイは東京で人々に囲まれずに3フィート歩くことはできない」と語っていたヌートバー。この日の試合前も、報道陣から大谷に関する質問が飛んだ。

　ミズーリ州地元ラジオ局「KMOXスポーツ」のキャスター、マット・ポーリー氏が自身のツイッターにダグアウトでのインタビュー動画を投稿。「ショウヘイ・オオタニがいかに自身の名声に対処しているかについてラーズ・ヌートバーが語る」と文面に添えた。

　インタビューの中でヌートバーは「彼の対処の仕方は驚くべきだよ。優しくておおらかでとても謙虚な男だ」と切り出し、米国の伝説的アスリート、マイケル・ジョーダンと比較した。

「ドキュメンタリー番組の『ラストダンス』を思い出したんだ。マイケル・ジョーダンがホテルの部屋で葉巻を吸いながら、この部屋から出られない、と話していたところ。オオタニは『僕は平気だけど』って感じなんだ（笑）彼はただくつろいでいるんだよ」

　平然としている大谷に驚いたことを笑いながら明かしたヌートバー。この日大谷は欠場したが、3日（同4日）は休養十分で先発登板予定。直接対決の実現が期待される。