WBC記者が開封してしまったのは

　米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は17日（日本時間18日）、敵地レッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で先発。打者として2安打を放ち、投手としては雨による長時間の中断の影響もうけて2回無安打1失点、31球で降板した。東海岸での遠征が続くが、18日（同19日）からのヤンキース戦が待ちきれなかったMLB記者は、自らに科していた“禁”を破り、日本で愛される逸品を手に取ったと明かしている。

　待ちきれなかった。雨中のボストンで行われたレッドソックス戦の大谷を映しだしたモニター。その前に掲げられたのは日本のスナック菓子「ピザポテト」。袋は無造作に開けられている。この画像をツイッターに公開したのは、MLB公式サイトのマイケル・クレア記者だった。

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で来日し、日本の食や文化を次々と発信して話題に。今回の投稿文面には「私はオオタニがニューヨーク市に来るまでこれらを食べないと約束しました。しかし、彼は今週ヤンキース戦で登板しないので、愛国者の日にルールを破るのは問題ないと判断しました」とつづった。

　欲望に勝てず、ピザポテトの袋を開けたことについて弁明した同記者に、日本人ファンからは「ピザポテトは最高だ！」といったコメントも寄せられている。エンゼルスはこの日でレッドソックスとの4連戦が終わり、1勝3敗。18日（同19日）からニューヨークでヤンキースと3連戦に臨む。