大谷翔平の3号2ランに敵地放送局23秒沈黙 逆方向弾に「手だけですさまじく打ち上げた」
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。花巻東高の先輩・菊池雄星投手から今季3号となる左中間2点本塁打を放った。敵地の放送席はスタンドインを伝えてから20秒以上沈黙。「オオタニがどれだけのパワーを持っているのか示しました」と逆方向への豪快弾に驚嘆した。
花巻東高の先輩・菊池雄星から今季3号となる2ラン
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地ブルージェイズ戦に「3番・DH」で先発出場。花巻東高の先輩・菊池雄星投手から今季3号となる左中間2点本塁打を放った。敵地の放送席はスタンドインを伝えてから20秒以上沈黙。「オオタニがどれだけのパワーを持っているのか示しました」と逆方向への豪快弾に驚嘆した。
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内角のボール球を逆方向へと弾き返した。3-0とリードして迎えた3回1死一塁。本拠地の大歓声の中、菊池が投じたスライダーをコンパクトに振り抜くと、打球は左中間フェンスを越えた。一塁を回ると右手で宙を指差し、ホームイン後はランナーのトラウトと握手。ベンチに戻ると、初めてホームランセレブレーションの兜をかぶった。
ブルージェイズの試合を中継するカナダ放送局「スポーツネット」の放送席は、大谷が打席に立ったときの大歓声に注目していた。実況のダン・シュルマン氏が「オオタニのときは全打席がイベントのように感じます。もしかするとトラウト以上に」と口にした瞬間の一打だった。
「センターへ! キアマイアー追う! 入った」と伝えると、大谷がダイヤモンドを一周し、ベンチに帰ってくるまでの約23秒間沈黙。スタジアムの大歓声がこだまする中、ようやく解説のバック・マルティネス氏が「今日エンゼルス2本目のホームラン。オオタニがどれだけのパワーを持っているのか示しました」と口を開き、「ストライドは用いず、手だけですさまじく打ち上げ、左中間深くへと持っていきました」とそのパワーを称えた。
点の取り合いとなった試合は延長の末、ブルージェイズが12-11で勝利。大谷は5打数2安打2打点、菊池は4回1/3、9安打6三振6失点で勝ち負けはつかなかった。
(THE ANSWER編集部)